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ヤフー、2018年3月期第2四半期決算を発表。当期営業利益は949億7800万円。

ヤフートップ

イーブックジャパンを連結子会社にしたことでコマース事業の売上が増加。

ヤフー株式会社(以下、ヤフー)は、2018年3月期第2四半期決算を10月27日(金)に発表。

当期売上高は4280億2200万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は949億7800万円(同5.4%減)、税引前利益は1016億7500万円(同1.5%増)、四半期利益は687億2300万円(同0.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は676億4000万円(同2.1%減)、四半期包括利益合計額は695億800万円(同4.9%増)となった。

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間の売上高は、検索連動型広告やプレミアム広告等の広告関連売上が増加したことや、前連結会計年度に株式会社イーブックイニシアティブジャパン(以下、イーブックジャパン)を連結子会社化したことなどが寄与し、前年同期比で4.5%増加となった。

営業利益は、売上高の増加やアスクル株式会社(以下、アスクル)の保険金収入があったものの、販売促進活動やデータ設備などへの投資を強化したことにより前年同期比で減少したとのこと。

また、税引前四半期利益は、株式売却益などにより前年同期比で増加したが、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、アスクルの保険金収入を非支配持分に按分したことなどによって、前年同期比で減少したと発表。

セグメント毎の業績は、以下。

メディア事業
検索連動型広告の売上が継続的な機能改善等により前年同期比で増加したことなどに伴い、広告関連売上高は前年同期比で増加。また、広告関連売上高のうち、スマートフォン広告の比率が55.2%と、引き続き前年同期比で拡大したとのこと。

上記の結果、当第2四半期連結累計期間のメディア事業に関しては、売上高は1386億円(前年同期比2.7%増)、営業利益は794億円(同1.2%増)となり、全売上高に占める割合は32.4%となった。

コマース事業
「Yahoo!ショッピング」における広告売上が大きく増加したことに加え、前連結会計年度にイーブックジャパンを連結子会社化したことなどによって、コマース事業の売上は前年同期比で増加。また、eコマース国内流通総額は、前年同期比で15.3%増の9944億円となったと発表。そのうち、アスクル単体におけるBtoB事業インターネット経由売上高(取扱高、20日締め)は、1130億円と発表。

上記の結果、当第2四半期連結累計期間のコマース事業に関しては、売上高は2837億円(前年同期比5.5%増)、営業利益は393億円(同8.2%減)となり、全売上高に占める割合は66.3%となった。

当連結会計年度の連結業績見通し

ショッピング広告や「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」などディスプレイ広告売上は、前連結会計年度比で増加、検索連動型広告売上も、スマートフォンでの継続的な機能改善等により前連結会計年度比で増加を見込んでいるとのこと。

上記の状況を踏まえ、ヤフーグループで、2018年3月期の広告関連全体の売上高について、前連結会計年度比でひと桁半ば程度の増収率を目指していると発表した。

また、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」を含めたeコマース国内流通総額は、前連結会計年度比で引き続き増加する見込みとし、サービスや商品の磨き込みを継続、販売促進活動の強化によって、取扱高と売上高の成長を加速することを目指しているとのこと。

関連サイト

ヤフー株式会社公式サイト
2018年3月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

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