中国の一部企業で貸倒引当金繰入を計上するも伸長。Nintendo Switch向けタイトル開発の発表も。
イマジニア株式会社(以下、イマジニア)は、平成30年3月期第2四半期決算を10月31日(火)に発表した。売上高は21億6200万円(前年同期比33.5%増)、営業利益は2億3200万円(同64.6%増)、経常利益は4億2300万円(同207%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7300万円(同21.2%減)となった。
経営成績に関する説明
イマジニアグループは、中長期の企業価値向上を目指し、「コンテンツ事業」の更なる成長と、「再生可能エネルギー事業」を新たな柱にするための育成に取り組んでいると発表。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高21億6272万円(前年同期比33.5%増)、営業利益2億3289万円(同64.6%増)、経常利益4億2339万円(同207.0%増)、中国へのアニメコンテンツ提供において販売先からの支払遅延が生じているため、当該販売先への売掛債権の回収可能性を検討した結果、貸倒引当金繰入額1億2219万円を特別損失に計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益1億7384億(同21.2%減)となった。
セグメント毎の業績は、以下。
コンテンツ事業
当第2四半期連結累計期間の取り組みは、コンテンツ事業の更なる成長に向けてゲームコンテンツに注力し、スマートフォンゲームの制作に特化した関係会社の株式会社SoWhatから『LINE アキンド星のリトル・ペソ』のサービスを2017年4月に開始。次回作は今期中のリリースを目指して開発中と発表。
前連結会計年度に吸収合併したロケットカンパニー株式会社のリソースとノウハウを活かし、Nintendo Switch向けタイトルの開発を着手したとのこと。
キャリア主導サービスに関しては、「NTTドコモスゴ得コンテンツ」向けは順調に推移、「auスマートパス」向けは前事業年度の事業環境の変化により大幅にコンテンツ数が縮小したが、挽回策として4つの新規コンテンツのサービスを開始している。
また、アニメなど、中国を中心とした海外へのコンテンツ提供は、上記のとおり一部の販売先に支払遅延が生じる事態が発生しており、より慎重な姿勢で取り組んでいると発表した。
以上の結果、コンテンツ事業に関しては、売上高は21億6156万円(前年同期比33.5%増)、セグメント利益は4億326億円(同30.0%増)となった。
再生可能エネルギー事業
中長期的な発電量の増加を目指すため、前連結会計年度に引き続き、水圧管路を利用した100kW以上の発電設備設置の新規立地開拓に取り組んでおります。
以上の結果、再生可能エネルギー事業に関しては、売上高115万円(前年同期は0円)。セグメント損失は3480万円(前年同期は3147万円のセグメント損失)となった。
平成30年3月期の通期の連結事業見通しに関しては、2017年5月15日(月)に発表した平成29年3月期決算短信から変更はないとのこと。
関連サイト
イマジニア株式会社公式サイト
平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年3月期第2四半期決算短信補足資料