83か国以上に通信販売を展開する「まんだらけSAHRA」が成長をけん引。インバウンド需要の増加による免税対応も売り上げに貢献。
株式会社まんだらけ(以下、まんだらけ)は、平成29年9月期決算を11月14日(火)に発表した。平成29年9月期の業績に関しては、売上高95億8300万円(前期比4.4%増)、営業利益7億4000万円(同7.4%増)、経常利益6億9000万円(同11.9%増)、当期純利益4億1000万円(同13.3%増)となった。
当期の経営成績の概況
新たな市場を求めて最新の商品からマニアックな希少品まで、幅広い品揃えの充実を推進。
買い取りの強化告知などで商品に対する世間の関心を集めたり、発掘した多種多様な商品を店頭やネットで紹介することで、コレクターのみならず、一般消費者のさらなる潜在的ニーズを掘り起こす営業活動を展開をしてきたとのこと。
基幹のPOSシステムに蓄積されたデータを用いて、買い取り実績のある商品は仕入から販売・保管等の状況を的確に把握。需要の変化や在庫状況に応じて適正な価値を判断しながら商品管理に努めた。新規取り扱いの商品はマスタデータ登録後の仕入動向に基づいた確度の高い販売可能性を追求し、他社に先行して商品の魅力を伝え、市場の育成をはかってきたという。
買い取りに関しても「適正価格で買い取る」という基本方針の徹底により、多数の良質な商品を買い取り、多様な品揃えで展開することで消費者の満足度は高いと認識しているようだ。
販売面に関しては、「まんだらけSAHRA(サーラ)」を主力とするweb通信販売により販路が全世界に拡大。国内外を問わず幅広い消費者の注文を受けたことで売上高が伸長。店頭販売も、訪日外国人旅行者の来店増加により、消費税輸出免税対応で売上高が堅調に推移した。
その他、既存の各店舗の店頭のリニューアルを随時実施。5月には、中野店をはじめとする全店舗の参加をもって中野サンプラザを主会場とする大規模販売イベントの「大まん祭」を開催。新規の消費者をはじめ、多数の来場者が楽しんだとのこと。
上記の結果、売上高は95億8300万円(対前年同期比4.4%増)、経常利益は6億9000万円(同11.9%増)、当期純利益は4億1000万円(同13.3%増)となった。
次期の業績見通しに関しては、売上高96億9000万円(前期比1.1%増)、営業利益7億5100万円(同1.5%増)、経常利益7億100万円(同1.6%増)、当期純利益4億1600万円(同1.6%増)と予測していると発表した。