ゲームソフトのグローバル化案件に向けたオフィスを開設。9ヵ国18拠点と提携しアウトソーシングサービスが拡大。
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、平成30年1月期第3四半期決算を12月8日(金)を発表した。売上高は167億9000万円(前年同期比19.6%増)、営業利益20億2700万円(同18.5%増)、経常利益20億8000万円(同42%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億8900万円(同53.6%増)となった。
経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間においては、ゲームソフトのグローバル化に対応するため、2月にSIDELA, LLC、8月にPole To Win Canada, Inc. を設立。Pole To Win Singapore Pte. Ltd. は、5月に台湾スタジオを。ポールトゥウィン株式会社では2月に仙台、8月に大崎にスタジオを、ポールトゥウィンネットワークス株式会社は、4月に札幌オフィスをそれぞれ開設した。
医療関連人材紹介サービスを行なうアイメイド株式会社では、5月にIMAID VIETNAM CO., LTD. を設立。国内拠点と海外10ヵ国19拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進。
この結果、当第3四半期連結累計期間に関しては、売上高167億9062万円(前年同期比19.6%増)、営業利益20億2700万円(同18.5%増)、経常利益は20億8079万円(同42.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億8906万円(同53.6%増)となった。
セグメント毎の業績に関しては、以下。
デバッグ・検証事業
9ヵ国18拠点体制による海外と国内グループ会社の連携をはかることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)等のゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大。
アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少があったが、プレイステーション4向けソフトやソーシャルゲームのデバッグが増加。
上記の結果、売上高は137億2224万円(前年同期比20.2%増)、営業利益は19億8978万円(同6.5%増)となった。
ネットサポート事業
ネットショッピングサイト、ネットオークションサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加。
スクールネットパトロール事業は、当第3四半期連結累計期間においては30自治体から受注し、厚生労働省から「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン適合状況確認等事業」を受注。
上記の結果、売上高は27億65万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は1億1563万円(前年同期は7126万円の損失)となった。
その他
Palabra株式会社では、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを、アイメイド株式会社では、医療関連人材紹介サービスを提供。
上記の結果、売上高は3億6773万円(前年同期比68.1%増)、営業損失は1億1602万円(前年同期は1億81万円の損失)となった。
連結業績予想に関しては、平成29年3月13日に公表した連結業績予想から変更はないとのこと。
関連サイト
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
平成30年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)