サイトアイコン オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース

ケイブ、施策は当たるも収益に結びつかず営業損失5300万円。平成30年5月期第2四半期決算。

ケイブトップ

『LOD』に続いて海外輸入パブリッシングで新作リリース予定。自社タイトル『三ジャス』のリリースは5月に。

株式会社ケイブは、平成30年5月期第2四半期決算を2018年1月11日(木)に発表。売上高10億9500万円(前年同期比20.3%減)、営業損失5300万円、経常損失5400万円、親会社株主に帰属する四半期純損失3500万円となった。

経営成績に関する説明

スマートフォンネイティブゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』において、広告宣伝費を抑制しつつ、新規ユーザーの獲得と、休眠ユーザー復帰を見込めるPR手法として、他社版権とのコラボイベントを月1度のペースで実施した。平成29年9月には、既存ユーザーの定着及びゲーム滞在時間延長を目的に、大型アップデートを実施し、新規ストーリーや機能を追加。

しかし、コラボイベントや大型アップデートにおいて当初の目的は達成したものの、想定していたユーザー動向を作ることができず、売上高の増加に繋がらなかったとのこと。

海外ゲームの日本輸入パブリッシングタイトル第1弾として『ロード・オブ・ダンジョン(以下、LOD)』を平成29年11月28日にリリース。『LOD』はこれまでの日本国内におけるRPGやシミュレーションゲームに無かった、ダンジョンを「経営する」という新しいゲーム性を持っており、リリース直後よりコアゲーマーから評価され、好調なスタートとなった。

また、完全自社開発の新作ゲーム『三極ジャスティス』を平成30年初春にリリース予定。同ゲームは、戦争と正義をテーマにドラマティックに演出したバトルゲーム。

以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は売上高10億9500万円(前年同期比20.3%減)、営業損失5300万円(前年同期は1億円の営業損失)、経常損失5400万円(前年同期は1億600万円の経常損失)となった。一方、当第2四半期において携帯電話の公式サイト関連サービスを売却したことで、事業譲渡益1900万円を特別利益に計上したため、四半期純損失は3500万円(前年同期は2億5400万円の四半期純損失)となった。

連結業績予想に関しては、信頼性の高い通期および半期の業績予想数値を算出することが困難なことから、合理的な見通しの算定が可能になった時点で開示するとのこと。

関連サイト

株式会社ケイブ公式サイト
平成30年5月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

モバイルバージョンを終了