運用中ゲームタイトルが収益に貢献も、開発費用の先行により損失が発生。広告事業は大幅なセグメント利益増をみせた。
アクセルマーク株式会社(以下、アクセルマーク)は、平成30年9月期第1四半期決算を2月1日(木)に発表。当期の連結経営成績は、売上高6億1300万円(前年同期比40.6%減)、営業損失6900万円、経常損失7000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失7100万円となった。
経営成績に関する説明
アクセルマークは、「持続的成長構造の構築」を当連結会計年度の事業戦略に掲げて取り組んできた。
当第1四半期連結会計期間から「モバイルゲーム事業」を「ゲーム事業」にセグメント名称を変更し、新しく報告セグメントとして「and Experience事業」を追加。「and Experience事業」には、衣装製作サービス「coscrea」、オンラインくじサービス「くじコレ」、有名人とのコミュニケーションアプリ「.yell plus」が含まれている。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高6億1328万円(前年同期比40.6%減)、営業損失6924万円(前年同期は4045万円の営業利益)、経常損失7039万円(前年同期は4408万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失7111万円(前年同期は4076万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。
セグメント毎の業績は、以下。
ゲーム事業
『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』がサービス開始から1.5周年を迎え、『キングダム -英雄の系譜-』はサービス開始から1,000日を記念したイベント「1,000日記念祭」を実施。『ディアホライゾン』も含め、運用中ゲームタイトルは引き続き収益に貢献しているとのこと。
開発中ゲームタイトルでは、『終幕彼女(エンドロール)』ではヒロインたちの出身ゲームアプリやプロフィールなどの情報公開やツイッターでのプレゼントキャンペーンを実施。『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』では、共同開発社のKLab株式会社がブース出展を行ったジャンプフェスタ2018内で、ゲーム画面や豪華声優陣によるキャラクターボイスなどが楽しめるプロモーションビデオを公開。開発中ゲームタイトルでは、引き続き費用が先行して発生している。
以上の結果、売上高は2億958万円(前年同期比67.2%減)、セグメント損失は2941万円(前年同期は7846万円のセグメント利益)となった。
広告事業
トレーディングデスクにおいては、案件獲得に注力し、前四半期に行った体制の整備や強化に加え、当初想定していたクライアント層以外のニーズも取り込み、順調な立ち上がりとなった。
スマートフォン向けアドネットワークサービス「ADroute」では、引き続き市場の動向に合わせ運用を行っており、業績は堅調に推移しております。
以上の結果、売上高は3億7843万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益は2111万円(同239.1%増)となった。
and Experience事業
「coscrea」においては、キャラクターの公式ライセンス衣装やライブ・イベント衣装製作の法人向け営業に注力しており、12月に行われたコミックマーケット93向けに株式会社アカツキのゲームキャラクターの衣装や武器など、複数の受注製作を行なってきた。
オンラインくじサービス「くじコレ」を開始し、10月に第1弾を実施。第2弾以降も特別な体験や「くじコレ」でしか手に入らないグッズを提供できるように準備を進めている。
「.yell plus」においては、株式会社DMM.comより11月1日に「DMM.yell」事業を譲り受け、サービス名称を「.yell plus」に変更し、運用を開始。
以上の結果、売上高は2532万円、セグメント損失は2759万円となった。
平成30年9月期第2四半期連結累計期間業績予想は、以下。