『スーパーマリオ オデッセイ』のソフト販売が1041万本を記録する大ヒット。3DSの販売対数も堅調に推移し640万台を販売。
任天堂株式会社(以下、任天堂)は、4月26日に平成30年3月期決算を発表。当期売上高は1兆556億8200万円(前期比115.8%増)営業利益は1775億5700万円(同504.7%増)、経常利益は1993億5600万円(同295.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1395億9000万円(同36.1%増)となった。
経営成績の概況
Nintendo Switchに関しては、全世界でハードウェアの販売が好調に推移し、当期販売台数は1505万台となった。ソフトウェアは『スーパーマリオ オデッセイ』が世界中で人気を博し1041万本の大ヒットを記録。既存のそれぞれのタイトルも、『マリオカート8 デラックス』922万本、『Splatoon 2』602万本など好調な売れ行き。当期のミリオンセラータイトル数は、サードパーティー製のタイトルを含めて12タイトルとなった。その結果、当期のソフトウェアの販売本数は6351万本となった。
ニンテンドー3DSは、ハードウェアの販売はNintendo Switchの発売後も各地で堅調に推移し、当期は640万台を販売。ソフトウェアでは『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が751万本の販売を記録し、累計販売本数は3564万本となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchでのデジタル販売の好調により、ダウンロード売上高は、合計608億円(前期比87%増)となった。
その他、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が各地で人気を博し528万台を販売。amiibo(アミーボ)の販売も前期を上回り、フィギュア型が約1030万体、カード型が約580万枚の販売となった。
スマートデバイスビジネスについては、前期までに配信を開始した『スーパーマリオ ラン』『ファイアーエムブレムヒーローズ』に加え、当期に『どうぶつの森 ポケットキャンプ』をリリース。これらは、国内外で多くのユーザーに楽しまれ、それにより、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は393億円(前期比62%増)となった。
以上の結果、売上高1兆556億円(内、外売上高7944億円、海外売上高比率75.3%)、営業利益1775億円、経常利益1993億円、親会社株主に帰属する当期純利益1395億円となった。
次期の業績に関しては、売上高1兆2000億円、営業利益2250億円、経常利益2300億円、親会社株主に帰属する当期純利益1650億円を見込んでいるとした。