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セガサミーHD、遊技機・リゾート事業の苦戦で営業利益40%減。平成30年3月期決算。

規則改正による遊技機販売スケジュールを見直し。アミューズメント施設はオペレーション強化により売上増。

セガサミーホールディングス株式会社(以下、セガサミーHD)は、平成30年3月期決算を5月11日に発表した。当期連結経営成績は、売上高3236億6400万円(前年同期比11.8%減)、営業利益177億2000万円(同40%減)、経常利益145億7800万円(同48.9%%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益89億3000万円(同67.7%減)となった。

経営成績の概況

遊技機事業
規則改正を受けて、下期の販売スケジュールの大幅な見直しを実施。パチスロ遊技機は8万5000台の販売(前期は21万5000台の販売)、パチンコ遊技機は14万台(前期は13万8000台の販売)の販売となった。

エンタテインメントコンテンツ事業
デジタルゲーム分野では、既存タイトルに加え、子会社の株式会社f4samuraiが開発・運営中の『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』や、「真・女神転生」シリーズ初のスマートフォン向けタイトル『C×2 真・女神転生 リベレーション』を配信したが、新作タイトルの投入数が当初の想定より下回った。

パッケージゲーム分野では、ソニックシリーズの新作『ソニックマニア』『ソニックフォース』を発売。海外展開を開始した『ペルソナ5』の累計販売本数が全世界で200万本を突破した。

また、アミューズメント機器分野では「UFO CATCHER」シリーズ等のプライズ機の販売のほか、CVTキット等の販売し、堅調に推移。アミューズメント施設分野に関しては、既存のゲームセンター業態において、プライズを中心に施設オペレーションの強化に取り組んだ結果、国内既存店舗の売上高は前期比で101.9%となった。

映像・玩具分野は、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の配給収入やアニメのネット配信に伴う収入を計上。『ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ ドリームスイッチ』等の新製品や、『アンパンマン』シリーズ等の玩具は、主力製品を中心に展開した。

リゾート事業
国内有数のリゾート『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、『THE LIVING GARDEN』のオープンや、シーガイアプレミアムメンバーズクラブ会員の増加等により、利用者数は前期比8%増加。

一方、前期において屋内型テーマパーク事業の開発・運営会社株式の一部売却等を実施したことから、減収となり、IR(統合型リゾート)事業の本格化に向けた先行費用の発生等により、前期比で損失幅が拡大した。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は3236億6400万円(前期比11.8%減)、営業利益は177億2000万円(同40%減)、経常利益は145億7800万円(同48.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は89億3000万円(同67.7%減)となった。

2019年3月期に関しては、売上高は3,900億円(前期比20.5%増)、営業利益は210億円(同18.5%増)、経常利益は160億円(同9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は120億円(同34.4%増)を見込んでいるとした。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年3月期 決算説明会

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