世間を騒がせた海賊版サイト問題の改善で若年層向けマンガの売上が増加。電子書籍流通事業では、今後も海賊版サイトの根絶に尽力。
株式会社メディアドゥホールディングスは、2019年2月期第1四半期決算を7月13日に発表した。当期の連結業績は、売上高107億800万円（前年同期比38.2％増）、営業利益1億8600万円（同25.4％増）、経常利益1億8900万円（同104.8％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益6200万円となった。
経営成績に関する説明
電子書籍流通事業
電子書籍取次としてコンテンツの流通やオペレーション支援、システム提供などの事業支援業務を行なっている。
2018年4月の海賊版サイト閉鎖を受けて、若年層向けのマンガ書店の売上が回復した。今後は海賊版サイト根絶に注力し、新サービスを開発する。
上記の結果、売上高は105億1073万円（前年同期比41.1％増）、セグメント利益は1億9643万円（同25.7％増）となった。
メディア・プロモーション事業
電子書店向けの販促支援、読者への情報提供などを行ない、電子書籍流通量の拡大につながる読者への需要喚起を行なっている。
上記の結果、売上高は1億3140万円（前年同期比38.6％減）、セグメント損失は2197万円（前年同期はセグメント損失2267万円）となった。
その他事業
売上高は6624万円（前年同期比23.1％減）、セグメント利益は2120万円（同36.2％増）となった。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は107億838万円（前年同期比38.2％増）、営業利益は1億8694万円（同25.4％増）、経常利益は1億8916万円（同104.8％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は6214万円（前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2135万円）となった。
2019年2月期の業績見通しは以下の通り。
関連サイト
株式会社メディアドゥホールディングス公式サイト
2019年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2019年2月期 1Q決算説明資料