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スクエニHD、来期タイトルの先行投資により営業利益67%減の42億円。平成31年3月期第1四半期決算。

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新作モバイルゲームの不発や、電子書籍向けの広告宣伝費の増加で利益を圧迫。『FFXIV』の課金ユーザーのゲーム内消費は好調を維持。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成31年3月期第1四半期決算を8月7日に発表。当期連結売上高は454億7000万円(前年同期比20.2%減)、営業利益は42億5800万円(同66.9%減)、経常利益は77億円(同42%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58億6900万円(同29.9%減)となった。

経営成績に関する説明

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、家庭用ゲーム機向けタイトルの新作ソフトの発売がなかったため、前年同期比で減収。第2四半期以降に発売する大型新作タイトル向けの広告宣伝費を先行して計上したことで営業損失となった。

ゲームソフトのダウンロード販売は、引き続き好調に推移。

スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツは、前期にサービスを開始したタイトルの多くが想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せに至らなかった。また、ライセンス料一時金の影響がなくなったこともあり、前年同期比で減収減益となった。

多人数参加型RPGについては、前年同期に『ファイナルファンタジーXIV』拡張版ディスクの発売があったことで、前年同期比で減収減益となったが、課金ユーザーのゲーム内消費は好調を維持している。

上記の結果、売上高は324億300万円(前年同期比26.6%減)、営業利益は60億6100万円(同55.8%減)となった。

アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、店舗運営が堅調に推移したため、前年同期比で増収となった。

アミューズメント機器については、新規タイトルの発売がなかったことで、前年同期比で減益となった。

上記の結果、売上高は94億4000万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は2億800万円(同68.4%減)となった。

出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾などを行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、紙媒体でのコミック単行本の売上は、新刊が少なかったため低調に推移したが、電子書籍の売上が好調だったため、前年同期比で増収。しかし、電子書籍向けの広告宣伝費が増加したことで、前年同期比で減益となった。

上記の結果、売上高は23億8000万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は4億4200万円(同21.3%減)となった。

ライツ・プロパティ等事業
主に、自社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売、ライセンス許諾を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、前年同期において自社コンテンツの新規キャラクターグッズ等の投入があった反動から、前年同期比で減収減益となった。

上記の結果、売上高は14億7100万円(前年同期比31.9%減)、営業利益は1億3900万円(同76.1%減)となった。

以上の結果、売上高は454億7000万円(前年同期比20.2%減)、営業利益は42億5800万円(同66.9%減)、経常利益は77億円(同42.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58億6900万円(同29.9%減)となった。

業績予想については、売上・損益の変動が大きくなっていることから開示していない。

関連サイト

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
2019(平成31)年3月期 第1四半期 決算短信
2019(平成31)年3月期 第1四半期 ご参考資料

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