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コナミHD、アミューズメント事業の3割減益も増収増益、営業利益250億円 2019年3月期第2四半期決算

コナミ

「パワプロ」や「ウイイレ」などeスポーツ関連のゲーム販売や海外向けに展開するカジノ関連事業が好調。

コナミホールディングス株式会社(以下、コナミHD)は、2019年3月期第2四半期決算を10月31日に発表した。当期の連結経営成績については、売上高は1221億6800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は250億2700万円(同0.3%増)、税引前利益は249億4800万円(同0.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は171億9600万円(同0.1%増)だった。

連結経営成績に関する概況

コナミHDグループの当第2四半期連結累計期間は、前年同期に販売が好調だったアミューズメント事業の反動があったが、eスポーツの取り組みを推進する中で、デジタルエンタテインメント事業の「実況パワフルプロ野球」シリーズや「ウイニングイレブン」シリーズなどの主力タイトルが堅調に推移。それにより、売上高と営業利益が前年を上回った。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1221億6800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は250億2700万円(同0.3%増)、税引前四半期利益は249億4800万円(同0.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は171億9600万円(同0.1%増)だった。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルエンタテインメント事業
モバイルゲームのグローバル市場は、世界的なサッカー熱の高まりに後押しされた『ウイニングイレブン 2018(海外名:PRO EVOLUTION SOCCER 2018 以下、ウイイレ2018)』が、第1四半期に続いて好調に推移。『遊戯王 デュエルリンクス』については、大型アップデートを実施し、ユーザー数も伸長している。

国内市場については、「実況パワフルプロ野球」や「プロ野球スピリッツA(エース)」を中心とした各タイトルが、堅調に推移した。

カードゲームは、遊戯王シリーズの世界No.1を決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2018」を開催。2019年2月で20周年を迎える「遊戯王オフィシャルカードゲーム」の20周年記念プロジェクトを推進するなど、各種施策を継続展開し、活性化をはかっている。

家庭用ゲームでは、「ウイニングイレブン」シリーズ最新作の『ウイニングイレブン 2019(海外名:PRO EVOLUTION SOCCER 2019 以下、ウイイレ2019)』を発売し、世界的なサッカーの盛り上がりも背景に、オンラインモード「myClub」を含めて好評を博している。

eスポーツの取組みについては、『ウイイレ2018』が「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」の公開競技として採用され、盛り上がりをみせた。『ウイイレ2019』に関しても、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムの競技種目に使用されることが発表され、開催1年前記念イベント「茨城プレ大会」でもゲームが使われた。

加えて、野球コンテンツでは「実況パワフルプロ野球」シリーズが第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」の文化プログラムに採用されたほか、一般社団法人日本野球機構(NPB)と共同で、「実況パワフルプロ野球2018」を競技タイトルとするプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の開催も決定し、eドラフト会議によってプロ野球eスポーツ選手36名の所属球団も決定した。

上記の結果、売上高は668億1600万円(前年同期比15.7%増)、セグメント利益は204億2300万円(同6.1%増)だった。

アミューズメント事業
ビデオゲームでは、オンライン対戦麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」の稼働15周年を記念した新筐体『麻雀格闘倶楽部 豪華絢爛』のハイグレードモデルや、家庭用ゲームで好評の「ボンバーマン」のシンプルなゲーム性をベースに、チームバトルの要素を加えたオンライン型陣取り合戦が楽しい『ボンバーガール』の稼働が好調に推移。大型モニターで采配や選手育成などさまざまな楽しみ方ができる本格プロ野球カードゲーム『BASEBALL COLLECTION』も順次稼働している。

メダルゲームでは、「ボンバーマン」をテーマに最大8人同時プレーができる『ボンバーマン・ザ・メダル』や、カラールーレットと複数のボールを使った抽選型メダルゲーム「カラコロッタ」シリーズの最新作『カラコロッタ 太陽とひみつの島』が稼働開始。「マジカルハロウィン」シリーズ最新作『マジカルハロウィン6』の稼働も堅調に推移した。

一方で、好評を博した『GI優駿倶楽部』の前年同期におけるリピート販売の反動減の影響が発生した。

上記の結果、売上高は113億4200万円(前年同期比9.6%減)、セグメント利益は30億7500万円(同33.3%減)だった。

ゲーミング&システム事業
スロットマシンは、『Concerto Crescent(TM)』や『Concerto Stack(TM)』をはじめとする「Concerto(TM)」シリーズの拡充を北米・アジア・オセアニア市場を中心に展開。また、コナミHDグループのアミューズメントマシンで培った経験や技術を活用したフィールド付競馬マルチステーション機『Fortune Cup(TM)』の設置が進み、新たなエンタテインメントの提供による市場の活性化を推進した。

パーティシペーション(プロフィットシェア形式の機器販売方法)では、「Concerto(TM)」シリーズを主力商品に、プレミアム商品とのリンクドプログレッシブの『Smash Smash Festival(TM)』や、追加ベットでクレジットボーナス、ホィールボーナス、または、ジャックポット抽選への当選確率が高まる新しいゲームルール「Strike Zone」向けのゲームタイトルなど、ゲームラインアップの拡充に努めた。

カジノマネジメントシステム「SYNKROS」では、海外を就航する大型クルーズ船内のカジノ施設への導入が引き続き順調に推移した。

上記の結果、売上高は127億9800万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は15億8700万円(同28.4%増)だった。

スポーツ事業
利用者の利用頻度に応じて選択できる頻度別料金プランにより施設の利用促進。新しく「臀部から太ももの裏側にかけてのヒップラインを美しくしたい」という女性のニーズに応えるプログラム「BeautyHip」の開発や、施設リニューアルによる施設環境の整備を推進し、快適なフィットネスライフを提供するためのサービス向上に取り組んできた。

スクールでは、「卓球スクール」「トランポリンスクール」を新たに導入し、オリンピック出場経験者の為末大氏がプロデュースするランニングメソッドを取り入れた走り方教室「走り方を学ぼう! かけっこ教室」の開催など、運動スクールの充実に向けて展開を進行した。

また、スポーツクラブブランド「エグザス」の新業態として、新感覚フィットネススペース「エグザス 梅田 X-STUDIO」を7月にオープンし、健康の先にある“充実創り”を強力にサポートする特徴ある施設としてサービスを提供し、会員獲得に努めてきた。

スポーツ関連商品では、コナミスポーツクラブブランドで展開する「コナミスポーツクラブ オリジナル」商品のほか、「コナミスポーツクラブ セレクション」として展開するコナミスポーツクラブ選りすぐりのブランド商品のラインアップを拡充。また、オンラインショップのデザインを刷新し、使いやすさ、サービスの向上に努めた。

当第2四半期連結累計期間については、新店オープンや施設のリニューアルを進めているが、旧施設の退店などによる影響で売上高は減少した。

上記の結果、売上高は320億2400万円(前年同期比3.0%減)、セグメント利益は18億6500万円(同2.8%増)だった。

関連サイト

コナミホールディングス株式会社公式サイト
2019年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年3月期第2四半期 決算発表資料

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