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スクエニHD、ゲーム関連の売上減少で前年比60%減の営業利益100億円 平成31年3月期第2四半期決算

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『FF15』DLCの開発中止も発表。子会社の事業方針見直しで特別損失37億円超を計上。コミックは紙販売が減少も電子版が上向きに。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成31年3月期第2四半期決算を、11月7日に発表した。当期の連結経営成績については、売上高は1122億3400万円(前年同期比15%減)、営業利益は100億7700万円(同61%減)、経常利益は150億1500万円(同43.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86億3900万円(同50.7%減)だった。

経営成績に関する説明

各セグメントで事業基盤の強化と収益力の向上に努めてきた。

主に開発を担う子会社、株式会社Luminous Productionsについては、事業方針の抜本的見直しを行なったことで、開発中だった『FF15』のダウンロードコンテンツ(DLC)4本のうち、3本の開発中止を決定。これらによるコンテンツ制作勘定の処分などで特別損失37億3300万円を計上した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は1122億3400万円(前年同期比15%減)、営業利益は100億7700万円(同61%減)、経常利益は150億1500万円(同43.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86億3900万円(同50.7%減)となりました。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行なっている。

家庭用ゲーム機向けタイトルについては、前年同期比で減収減益となったが、新規IPの『OCTOPATH TRAVELER』や新生トゥームレイダートリロジーの最終作『SHADOW OF THE TOMB RAIDER』を発売した。

スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツは、前期にサービスを開始したタイトルの多くが想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至らなかった。また、ライセンス収入の減少によって、前年同期比で減収減益となった。

多人数参加型RPGについては、前年同期に『ファイナルファンタジーXIV』拡張版ディスクの発売があったことで、前年同期比で減収減益となった。

上記の結果、売上高は828億2600万円(前年同期比18.9%減)、営業利益は130億4900万円(同50.9%減)となった。

アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行なっている。

店舗運営は堅調に推移したが、アミューズメント機器で新作がなかったことで、低調に推移した。

以上の結果、売上高は205億1900万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は7億2500万円(同70.5%減)だった。

出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾などを行なっている。

コミック単行本の売上は紙媒体での販売が前年同期比で減少。電子書籍形式については、販売が増加したことにより好調に推移した。

上記の結果、売上高は60億9000万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は15億1600万円(同9.6%増)だった。

ライツ・プロパティ等事業
主に、自社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売、ライセンス許諾を行なっている。

前年同期で自社コンテンツの新規キャラクターグッズなどを投入した反動減で、前年同期比で減収減益となった。

上記の結果、売上高は33億3300万円(前年同期比17.9%減)となり、営業利益は2億9600万円(同75.3%減)だった。

関連サイト

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018(平成30)年11月7日開催 決算説明会資料

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