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マイネット、不正アクセス問題以前まで収益回復も営業損失1.8億円 平成30年12月期第3四半期決算

マイネット

不正アクセスが発生した13タイトルすべてが運営再開。運営タイトルの好調とコスト圧縮により、今後の業績予想を上方修正。

株式会社マイネット(以下、マイネット)は、平成30年12月期第3四半期決算を11月13日に発表。当期の連結経営成績については、売上高は88億7700万円(前年同期比0.1%減)、営業損失1億8700万円、経常損失は2億2900万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は32億5800万円だった。

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間については、株式会社レベルファイブのスマートフォンゲーム『オトメ勇者』の共同運営などを行ない、8タイトルの仕入(同会計期間では4タイトル)と、4タイトルのエンディング(同会計期間では2タイトル)、契約終了に伴う2タイトルの運営終了(同会計期間なし)を行なった。それにより、同連結会計期間末の全運営タイトル数は38タイトルとなった。また、1タイトル(同会計期間では1タイトル)の協業からのスキームを変更した。

また、平成30年3月1日に発生したゲームサービスの一部サーバーに対する不正アクセスが発生し、13タイトルにて長時間メンテナンスなどを実施したことの影響で、第2四半期連結累計期間で業績に大きな影響を与えたが、7月26日をもってサービス停止した13タイトル全てのゲームが再開。問題発生以前の状態まで収益が回復した。

なお、第3四半期会計期間にマイネットグループで運営しているタイトルのうち、予定されていた収益が想定以上に獲得できなかった2タイトルのエンディングを決定したことで、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき1593万円の減損損失を計上した。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間については、売上高88億7753万円(前年同期比0.07%減)、営業損失1億8783万円(前年同期は営業利益3億2802万円)、経常損失2億2916万円(前年同期は経常利益2億9440万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失3,2億5822万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億3424万円)だった。

また、業績予想の上方修正も発表。運営を再開したタイトルの売上高が想定水準よりも回復したことで、全体の売上高も堅調に回復。さらに、運営を回復した13タイトル以外の既存タイトルでも、季節性の施策の好調と、運営効率化、エンディングに伴うコスト圧縮で大幅に利益貢献をしたことで、下期と通期の連結業績予想の修正を発表した。

関連サイト

株式会社マイネット公式サイト
平成30年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成30年12月期第3四半期決算説明会資料
連結業績予想の上方修正に関するお知らせ

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