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ポールトゥウィン・ピットクルーHD、ネットサポート事業の売上増で営業利益24億円 平成31年1月期第3四半期決算

国内外のカスタマーサポート案件の増加で増収増益。サービス力の向上や経営効率化のため、グループ会社で組織再編も実施。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、平成31年1月期第3四半期決算を12月7日に発表した。当期の連結経営成績に関しては、売上高は108億7200万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は24億500万円(同18.7%増)、経常利益は23億4400万円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億3000万円(同20.3%増)だった。

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間については、今後の受注増加を見据え、ポールトゥウィン株式会社が10月に四条スタジオ(京都府)を開設し、ピットクルー株式会社(以下、ピットクルー)は5月に北九州サービスセンターを増床した。

また、顧客企業に対するサービス力の向上と経営効率化を目的に、2月にピットクルー株式会社、ピットクルー・コアオプス株式会社、ピットクルー・クロスラボ株式会社の3社による組織再編を実施した。

サーバー監視のサービス範囲を拡大するため、3月には株式会社サイタスマネジメントを連結子会社にし、8月に同社をピットクルー株式会社へ吸収合併した。

9月には日本国内の顧客から受注した「モニタリング」「カスタマーサポート」「ソフトウェア品質検証」などの業務のオフショア展開を目的に、ピットクルー、株式会社クアーズ、Pole To Win International Limited の3社共同出資でPOLE TO WIN VIET NAM JOINT STOCK COMPANY を設立した。

上記の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は180億7246万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は24億562万円(同18.7%増)、経常利益は23億4449万円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億3069万円(同20.3%増)だった。

セグメント毎の業績は以下。

デバッグ・検証事業
9ヵ国17拠点体制による海外と国内グループ会社の連携により、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大した。

アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注が減少したが、国内外にてソーシャルゲームのデバッグ、ローカライズやカスタマーサポート(海外)が増加した。

また、海外グループ会社では、ゲーム以外の市場でも、ローカライズや音声収録が増加している。

上記の結果、売上高は140億4189万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は24億4536万円(同22.9%増)だった。

ネットサポート事業
Eコマースサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加。

また、デバッグ・検証事業との連携を強化し、ゲーム市場向けのカスタマーサポートが増加した。さまざまなサービスにAIが活用される中、AIの品質向上のため、データクレンジング、アノテーション、データ認識評価といった新新サポートサービスを開始した。

上記の結果、売上高は37億9501万円(前年同期比40.5%増)、営業利益は1億6474万円(同42.5%増)だった。

医療関連事業
アイメイド株式会社において、介護士、介護福祉士等の医療関連人材紹介サービスや教育サービスを提供。

外国人技能実習制度利用者に対する教育サービスを行なっていたが、関係国における法整備、許認可が遅れていることにより、当該サービスから撤退。今後は、過去に医療機関へ紹介した人材のアフターフォロー業務のみを行なうとのこと。

上記の結果、売上高は1億3248万円(前年同期比52.6%減)、営業損失は2億4521万円(前年同期は1億2109万円の損失)となり、特別損失として事業撤退損7737万円計上した。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
平成31年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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