『パズドラ』で新規・既存ユーザーのほか、休眠ユーザーに対する施策も実施しDL数が増加。新サービス「mspo」を9月から開始。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社（以下、ガンホー）は、平成30年12月期決算を2月1日に発表。当期連結経営成績については、売上高は921億100万円（前連結会計年度比0.2％減）、営業利益265億7700万円（同22.7％減）、経常利益266億5900万円（同22.4％減）、親会社株主に帰属する当期純利益165億8500万円（同25.9％減）となった。
経営成績に関する説明
ガンホーでは「新規価値の創造」に向けたグローバル配信前提のゲーム開発に注力すると共に、「既存価値の最大化」をはかるため、各ゲームのMAU（Monthly Active User：月に1回以上ゲームにログインしている利用者）の維持や拡大、ゲームブランドの強化、新規事業に取り組んできた。
既存ゲーム
『パズル＆ドラゴンズ』を引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボなど、継続的にアップデートやイベントを実施してきた。2018年10月末からスタートした「パズドラ大感謝祭」をはじめ、既存・新規ユーザーのみならず休眠ユーザーも楽しまれる施策を実施し、MAUの活性化をはかった。それにより、2019年1月に国内累計5100万ダウンロードを突破した。
新規ゲーム
『妖怪ウォッチ ワールド』や『クロノマギア』などの新作スマートフォン向けゲームをリリースし、新規価値の創造やパートナー・パブリッシング事業も積極的に取り組んできた。
新規事業
ガンホーと吉本興業株式会社、株式会社サイバーエージェントの3社が出資する合弁会社mspo株式会社が、モバイルゲーム向けサービス「mspo」の提供を2018年9月から開始した。
子会社の事業
連結子会社のGRAVITY Co.,Ltd.がスマートフォン向けゲーム『Ragnarok M: Eternal Love』を韓国でリリースし、堅調に推移している。さらに10月からは東南アジア地域でも配信し、立ち上がりとなった。2019年1月からは新たに北米や南米、オセアニアでもリリースした。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は921億100万円（前連結会計年度比0.2％減）、営業利益265億7700万円（同22.7％減）、経常利益266億5900万円（同22.4％減）、親会社株主に帰属する当期純利益165億8500万円（同25.9％減）となった。