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セガサミーHD、運営タイトルの縮小で営業利益半減の119億円 2019年3月期第3四半期決算

セガサミー

各事業が振るわず利益が縮小。加えてデジタルゲーム分野の固定資産の一部で減損損失61億800万円を特別損失に計上。

セガサミーホールディングス株式会社(以下、セガサミーHD)は、2019年3月期第3四半期決算を2月5日(火)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は2503億2100万円(前年同期比4%減)、営業利益は119億2100万円(同53.5%減)、経常利益は90億2100万円(同62.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億8100万円(同95%減)だった。

経営成績に関する説明

当第3四半期連結会計期間については、連結子会社である株式会社セガゲームス及びその連結子会社が保有するデジタルゲーム分野の固定資産の一部について、減損損失61億800万円を特別損失に計上した。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2503億2100万円(前年同期比4%減)、営業利益は119億2100万円(同53.5%減)、経常利益は90億2100万円(同62.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億8100万円(同95%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

遊技機事業
パチスロ遊技機については、セガサミーHD初の6号機『パチスロチェインクロニクル』など、3万1000台を販売した(前年同期は7万5000台の販売)。

パチンコ遊技機では、『ぱちんこCRブラックラグーン3』などを、13万6000台を販売した(前年同期は12万900台の販売)。

上記の結果、売上高は761億6000万円(前年同期比20.3%減)、営業利益は96億100万円(同36.7%減)となった。

エンタテインメントコンテンツ事業
デジタルゲーム分野では、新作『龍が如く ONLINE』などのサービスをスタート。一方で、既存運営タイトルのサービス終了にともなう損失が発生した。

パッケージゲーム分野では、『Football Manager 2019』や『JUDGE EYES:死神の遺言』などの新作販売に加え、継続的なリピート販売の貢献により、販売本数は1851万本(前年同期は1428万本の販売)となった。

アミューズメント機器分野では、引き続きプライズ機などを中心に販売を行なった。

アミューズメント施設分野については、プライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舗の売上高は前年同期比で4.2%増加した。

映像・玩具分野は、映像配信の収入を計上したほか、玩具において、新製品や定番商品等を販売した。

以上の結果、売上高は1662億1000万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は106億200万円(同38.6%減)となった。

リゾート事業
リゾート事業では、国内有数のリゾート『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、大規模リニューアルの効果があったこと、イルミネーションなどの集客施策の実施、九州エリアを中心としたプロモーションなどにより、利用者数は前年同期比35.4%増となった。

上記の結果、売上高は79億4900万円(前年同期比8%増)、営業損失は19億1800万円(前年同期は営業損失18億4300万円)となった。

海外については、Paradise Co., Ltd.との合弁会社であるPARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(自社持分法適用関連会社)が運営中の韓国初のIR(統合型リゾート)『パラダイスシティ』において、2018年9月にオープンしたFuncity、2018年10月からスタートした国内向けプロモーションの効果などにより、日本人VIPを中心に多くの利用者が来場している。屋内型ファミリーエンタテインメント施設「ワンダーボックス」については、2019年上半期オープン予定だ。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
2019年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年3月期第3四半期決算説明資料

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