81店舗6校を展開する書店グループ。フィットネス導入店舗を6店舗に拡大するなど、積極的な投資も実施。2018年8月にはトーハンと資本業務提携契約を締結。
株式会社三洋堂ホールディングス(以下、三洋堂)は、2019年3月期第3四半期決算を2月7日(木)に発表。当期連結経営成績については、売上高152億700万円(前年同期比5.6%減)、営業利益1200万円(同93.3%減)、経常利益3000万円(同85.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2500万円(同79.8%減)だった。
経営成績に関する説明
三洋堂グループは、新刊書籍から雑誌、文具、雑貨を取り扱い、DVD・CDのレンタルなども行なう販売スペースと、「学びたい」「健康になりたい」というニーズにあわせた教室やフィットネスフロアを併設する「ブックバラエティストア」を関東から中部地方にかけて展開している。
当第3四半期連結累計期間では、香久山店(愛知県日進市)と小牧店(愛知県小牧市)の移転増床や、下恵土店(岐阜県可児市)とルビットタウン高山店(岐阜県高山市)の増床を行なった一方で、磐田店と塩釜店を閉店したことで、第3四半期末時点で展開するのは81店舗6校となった。
また、瑞浪中央店(岐阜県瑞浪市)、小牧店、長良店(岐阜県岐阜市)、多治見南店(岐阜県多治見市)、星川店(三重県桑名市)の5店舗に「スポーツクラブアクトスWill_G(ウィルジー)」を導入し、フィットネス導入店舗は6店舗となった。
オペレーション面では、前年度に引き続きレンタル専用セルフレジを11店舗(累計12店舗)に導入し、新しく物販とレンタルを同時に取り扱える統合セルフレジを、こくふ店(岐阜県高山市)に導入したほか、営業時間の見直しを11店舗で行なうなど、収益力強化のために抜本的な生産性向上策を実施している。
8月には、株式会社トーハン(以下、トーハン)と資本業務提携契約を締結した。同時に第三者割当による新株式発行によりトーハンに自社の普通株式140万株を割り当て、13億9100万円の資金調達を実施した。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高152億700万円(前年同期比5.6%減)、営業利益1200万円(同93.3%減)、経常利益3000万円(同85.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2500万円(同79.8%減)となった。