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イグニス、VRやAIへの先行投資の増加で営業損失3億円 2019年9月期第1四半期決算

コミュニティ事業の恋愛・婚活サービス『with』が急成長。子会社パルスが展開するVR分野が黒字化のカギ。

株式会社イグニス(以下、イグニス)は、2019年9月期第1四半期決算を2月13日(水)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は13億4300万円(前年同期比4.2%増)、営業損失は3億4000万円、経常損失は3億6100万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億1600万円だった。

経営成績に関する説明

主なビジネスとして、オンライン恋愛・婚活サービス『with』などのコミュニティ、スマホRPG『ぼくとドラゴン』や『でみめん』などのネイティブゲーム、2つのジャンルに属さないビジネスをその他とした、3ジャンルで収益を生む基盤収益事業として展開。

新規ジャンルへのチャレンジとして今後は、サービスの普及拡大と急成長が見込まれる分野であるVR(Virtual Reality:仮想現実)やAI(Artificial Intelligence:人工知能)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの最先端技術の商業化を目指しており、特にVRとAIを活用したビジネスを積極的投資事業とし、早期収益化に向けて積極的に経営資源を投入している。

子会社のパルス株式会社が展開するVR分野に対し大規模な先行投資を行なっており、収益貢献は次期以降を想定しているが、経営陣がこの分野の成長性に自信を持ち、早期収益化に向けて邁進している。本分野の収益化を実現するための施策として、自宅に居ながらVRでライブ体験ができるスマートフォン対応のリアルタイムライブ配信アプリ「スマホ版 INSPIX(仮)」を、2019年中のリリースを目指して開発を行なっている。

当第1四半期会計期間については、前期から高成長中のコミュニティジャンルが、連結売上高に大きく貢献した。

新規事業の商業化に向けた開発投資や既存事業の強化に向けたプロモーションなどへの事業投資も継続中。広告宣伝費4億4188万円を計上したことで、販売費及び一般管理費が増加した。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は13億4341万円(前年同期比4.2%増)、営業損失は3億4025万円(前年同四半期は2億4755万円の営業損失)、経常損失は3億6176万円(前年同四半期は2億5045万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失4億1607万円(前年同四半期は2億3329万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。

関連サイト

株式会社イグニス公式サイト
2019年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期第1四半期決算説明資料

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