金融や流通など注力業界における顧客獲得と受注拡大で売上が増加。今後の成長に向けた投資として行なったTVCM放映や広告掲載により利益減。
株式会社SHIFT（以下、SHIFT）は、2019年8月期第2四半期決算を4月11日（木）に発表。当期連結経営成績に関しては、売上高は82億7100万円（前年同期比42.6％増）、営業利益は4億8300万円（同10.6％減）、経常利益は4億7900万円（同14.7％減）、親会社に帰属する四半期純利益は2億6100万円（同23.1％減）だった。
経営成績に関する説明
SHIFTグループは、当連結会計年度を売上高1000億円企業に向けた2つ目の通過点の成長戦略「SHIFT300 -シフトスリーハンドレッド-」の2年目として、高付加価値なサービスラインナップの拡充や、各業界トップ企業との関係強化と成長フェーズにある中堅企業への事業拡大、品質保証業のブランディング力向上を課題として取り組んでいる。
当第2四半期連結累計期間に関しては、前連結会計年度から積極的に取り組んでいる人材に対する投資が結果として現れたことに加え、注力業界の顧客獲得と受注拡大により、売上が増加した。
一方、長期的な成長のための投資として、TVCMの放映や交通広告の掲載による利益が減少した。
以上の結果、売上高82億7189万円（前年同期比42.6％増）営業利益4億8393万円（同10.6％減）、経常利益は4億7900万円（同14.7％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6176万円（同23.1％減）となった。
セグメント毎の業績は以下。
エンタープライズ市場
金融業、流通業、製造業、通信業、ウェブサービス業など社会基盤を支える企業における業務システムや情報システムにおいて、ソフトウェアの品質保証に関するサービス全般を提供。
当第2四半期連結累計期間は、前年度から続けてIT投資規模が大きい金融や流通各分野を注力業界として定め取り組んだことで、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、新規顧客からの売上高が増加した。
上記の結果、売上高は73億6358万円（前年同期比44％増）、営業利益は18億316万円（同56.6％増）となった。
エンターテインメント市場
モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、コンシューマゲーム等を消費者に向けて提供する方に向け、品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングにより、ビジネスの付加価値を向上させるサービスを提供。
当期間では、競合との差別化をはかることによる業界内認知度の向上や、既存顧客からの売上高が増加したことで、収益基盤を拡大。
上記の結果、売上高は9億830万円（前年同期比31.9％増）、営業利益は2億258万円（同9.5％増）となった。
関連サイト
株式会社SHIFT公式サイト
2019年8月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月期第2四半期決算説明会資料