限定商品の投入やインフルエンサーとのコラボで「トレバ」の売上が増加。一方、「トレバ」や新規タイトルの経費増と特別損失の計上で減益。
サイバーステップ株式会社(以下、サイバーステップ)は、2019年5月期第3四半期決算を4月12日(金)に発表した。当期連結経営成績は、売上高は83億4700万円(前年同期比71.8%増)、営業損失は400万円、経常損失は800万円、親会社に帰属する四半期純損失は4億700万円だった。
経営成績に関する説明
サイバーステップグループの既存サービスに関しては、引き続きユーザーの満足度を意識したサービス体制の構築と事業拡大を進め、新規サービスでは開発に注力してきた。
主力サービスのクレーンゲームアプリ「トレバ」については、埼玉県草加市の新拠点を含め、計6か所の拠点、約1400台規模のサービス体制を構築。当第3四半期連結累計期間は、国内外で集客力のあるプロモーション媒体を活用したことで、2019年1月に1000万ダウンロードを突破。また、「トレバ」限定オリジナル商品の積極的な投入やインフルエンサーとのコラボ企画などで、売上高が好調に推移した。
利益面に関しては、「トレバ」事業の拡大に伴い、人件費や運営費用、配送の健全化にかかった費用、「トレバ」と新規タイトルのプロモーション費用それぞれが増加。さらに、一部タイトルにおいて当初予定していた収益を見込めなくなったことで、減損損失として2億7100万円を特別損失に計上した。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間において、売上高は83億4700万円(前年同期比71.8%増)、営業損失400万円(前年同期は営業利益4億8000万円)、経常損失8000万円(前年同期は経常利益4億7400万円)、親会社に帰属する四半期純損失4億700万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益3億7400万円)となった。