サイトアイコン オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース

スターツ出版、投稿コンテンツドメイン事業で増益も東京マーケティングドメインで減益 営業利益1億円 2019年12月期第1四半期決算

スターツ出版

発行数増加やジャンル開拓などで事業拡大に注力。「ベリーズ文庫」を原作とする電子コミック「ベリーズコミックス」の売上が堅調に推移。

スターツ出版株式会社(以下、スターツ出版)は、2019年12月期第1四半期決算を5月14日(火)に発表。当期経営成績に関して、売上高は11億1200万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は1億3300万円(同10.7%減)、経常利益は1億3700万円(同11.1%減)、四半期純利益は7300万円(同29.7%減)となった。

経営成績に関する説明

スターツ出版は、「感動プロデュース企業へ」という経営ビジョンのもと、既存の出版社の枠にとらわれず「メッセージやストーリーの詰まったコンテンツとサービスで、新たな時間の使い方や、ライフスタイルを提案し、感動の輪を広げる」を目的に、紙や電子出版による雑誌、書籍、コミックの発行、女性向けサイト「オズモール」、小説投稿サイト「野いちご」などのWEBサイトの運営、オリジナルイベントの開催などを掛けあわせたコンテンツ展開を軸に事業を運営してきた。

当期の重点施策としては、「オズのプレミアム予約」シリーズの予約可能施設の拡充とSNSコミュニティなどを活用した新商品の開発、書籍や電子書籍、コミックの発行点数の増加や新規ジャンルの開拓、新投稿サイトのリリースなどに注力し、事業拡大を推進している。

以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は11億1200万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は1億3300万円(同10.7%減)、経常利益は1億3700万円(同11.1%減)、四半期純利益は7300万円(同29.7%減)となった。

セグメント毎の業績は以下の通り。

東京マーケティングドメイン
東京圏で、オリジナルのマーケティング・モデルを創造するという戦略のもと「厳選店舗マーケティング」と「体験価値マーケティング」を軸に事業を展開。

売上高は7億7300万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は5800万円(同46%減)となった。

投稿コンテンツドメイン
ターゲット別小説投稿サイトの運営と書籍の発行や、若年層向けの小説投稿サイト「野いちご(会員数:89万人)」、20代から40代の女性向けの小説サイト「Berry’s cafe(会員数:67万人)」の運営を行なっている。

当第1四半期累計期間は、市場の変化により若年層向けの書籍の売上が前年同期比で減少したが、大人向け恋愛小説レーベル「ベリーズ文庫」を原作とする電子コミック「ベリーズコミックス」の売上が、堅調に推移したことで、売上は横ばいとなった。

営業利益に関しては、返品調整引当金の戻し入れなどにより増加した。

上記の結果、投稿コンテンツドメインの売上高は3億3800万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は1億200万円(同43.1%増)となった。

関連サイト

スターツ出版株式会社公式サイト
2019年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

モバイルバージョンを終了