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ハピネット、映像音楽事業の中間流通シェア拡大で売上増 営業利益45億円 2019年3月期決算

ハピネット

中核事業の玩具事業は「プリキュア」や「一番くじ」関連の好調で売上増も、滞留在庫の評価損失を計上したことで減益。

株式会社ハピネット(以下、ハピネット)は、2019年3月期決算を5月13日(月)に発表した。当期連結経営成績は、売上高は2403億9800万円(前期比21.7%増)、営業利益は45億4000万円(同5.5%減)、経常利益は43億8300万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億3500万円(同32.2%減)だった。

経営成績に関する説明

映像音楽事業において株式会社星光堂の音楽映像パッケージの卸売事業を承継し、中間流通シェアを拡大したことで、売上高が前期を大きく上回り、増益となった。

営業利益と経常利益については、中核事業である玩具事業において、在庫の評価損失を計上したことで減益となった。

親会社株主に帰属する当期純利益については、前期に特別利益として受取賠償金の計上があった影響で減益となった。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は2403億9800万円(前期比21.7%増)、営業利益は45億4000万円(同5.5%減)、経常利益は43億8300万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億3500万円(同32.2%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

玩具事業
バンダイの「HUGっと!プリキュア」や、ハイターゲット向け商材を取扱うBANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品が好調に推移したことや、ホビー商材の取扱い拡大により、売上が増加した。

利益面では、自社オリジナル玩具を中心に、滞留在庫の評価損失を計上したことで減益となった。

上記の結果、売上高は770億400万円(前期比7.8%増)、セグメント利益は20億2100万円’同18.1%減)となった。

映像音楽事業
株式会社星光堂の卸売事業を承継したことによる中間流通シェア拡大のほか、安室奈美恵氏の「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」などのヒット商品に恵まれたことや、子会社において物流面、営業面での業務改善を行なったことで、大きく増収増益となった。

上記の結果、売上高は817億6200万円(前期比92.5%増)、セグメント利益は10億9600万円(同24.3%増)となった。

ビデオゲーム事業
「Nintendo Switch」のハードや『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』などの関連ソフト、自社独占流通の「PlayStation4」関連ソフトが好調に推移した。

一方、携帯型ゲーム機のハードとソフトの落ち込みをカバーするに至らず、売上高、利益面ともに前期を下回る結果になった。

上記の結果、売上高は616億4800万円(前期比2.3%減)、セグメント利益は10億3800万円(同12%減)となった。

アミューズメント事業
カプセル玩具は新規ロケーションの開拓などにより好調に推移したが、カードゲーム商材が低調に推移し、売上高は前期を下回った。

利益面については、優良ロケーションにおける営業強化などにより、オペレーションの効率化をはかったことで前期を上回った。

上記の結果、売上高は199億8300万円(前期比3.1%減)、セグメント利益は17億2400万円(同2.7%増)となった。

関連サイト

株式会社ハピネット公式サイト
2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

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