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トーセ、一部家庭用ゲームの仕様追加に伴う作業増と開発遅延で減益 営業利益2900万円 2019年8月期第3四半期決算

トーセ

デジタルエンタテインメント事業における家庭用ゲームソフトの大型案件の完了時期が第4四半期に変更。それに伴い、売上収益が前期比で減少。

株式会社トーセ(以下、トーセ)は、2019年8月期第3四半期決算を7月4日(木)に発表。当期売上高26億1500万円(前年同期比9.6%減)、営業利益2900万円(同64.9%減)、経常利益6300万円(同34.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1800万円(同76.1%減)となった。

経営成績に関する説明

トーセグループは、中長期的な企業価値と資本効率の向上に向けて、組織戦略として「組織の再編成」「人材育成」「グローバル化の推進」を事業戦略として、、サービスの高付加価値化による収益基盤の強化、技術進歩・外部環境を適切に捉えた既存事業の技術力向上、新事業分野進出への取り組みをスタートした。

当第3四半期連結累計期間の売上高については、デジタルエンタテインメント事業にて一部の家庭用ゲームソフトの大型案件で、顧客の要望により仕様の追加に伴う作業量の増加が発生し、開発の完了時期が第4四半期に変更になったことで、前年同期比で減少した。

利益面については、売上の多くが第4四半期に計上されること、販売費と一般管理費が増加したことで大きく減少した。

開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け3タイトル、パソコン向け3タイトル、スマートフォン向け8タイトルの合計14タイトルとなった。

以上の結果、売上高26億1500万円(前年同期比9.6%減)、営業利益2900万円(同64.9%減)、経常利益6300万円(同34.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1800万円(同76.1%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルコンテンツの企画や開発、運営などの受託を行なっている。

ゲームソフト関連の売上は、一部の家庭用ゲームソフトの大型案件にて顧客の要望により仕様追加に伴う作業量が増加し、開発の完了時期が第4四半期に変更となった結果、8億3900万円(前年同期比7.7%減)となった。

モバイルコンテンツ関連に関しては、ロイヤリティ売上が伸長したが、一部の運営案件にて顧客の要望により運営規模の縮小が発生したことで、売上が減少し、13億5800万円(同12.2%減)となった。

パチンコ・パチスロ関連については、規制強化の影響により引き続き厳しい受注環境が継続している。その中で、適切な人員配置を行なうため、ゲームソフト関連やモバイルコンテンツ関連に多くの開発人員を投入した。その結果、1億1000万円(同51%減)となった。

上記の結果、売上高は23億900万円(同13.9%減)、営業利益3700万円(同50.7%減)だった。

その他事業
SI事業や、子会社の株式会社フォネックス・コミュニケーションズによる家庭用カラオケ楽曲配信事業、コンサート事業、クレーンゲーム事業などの新規事業を展開している。

当第3四半期連結累計期間については、SI事業において開発案件が好調に推移したことで、売上高が増加。それにより、売上高は3億600万円(前年同期比45.7%増)となった。

一方で、子会社の株式会社フォネックス・コミュニケーションズが展開しているコンサート事業に係る費用が売上を大きく上回ったことで、全体では損失となった。

上記の結果、営業損失700万円(前年同期は営業利益800万円)だった。

関連サイト

株式会社トーセ公式サイト
2019年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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