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ケイブ、既存タイトルの売上減やサービス終了により売上減 営業損失約7億円 2019年5月期決算

ケイブ

『ゴ魔乙』が2019年4月でサービス開始4周年。『三ジャス』『デビルブック』のサービスを終了し『ロード・オブ・ダンジョン』を他社に移管。

株式会社ケイブは、2019年5月期決算を7月11日(木)に発表。当期の経営成績は、売上高18億9000万円(前年度比20.1%減)、営業損失6億9600万円、経常損失7億3900万円、当期純損失12億4000万円だった。

経営成績に関する説明

主力のスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』が、2019年4月にサービス開始4周年を迎え、ユーザーを飽きさせない継続的なアップデートにより固定ファンを獲得した。また、定期的なイベントやイベントでの他者IPの活用などのプロモーション効果により、新規ユーザーも獲得することで一定の規模を維持し、収益の柱となっている。しかしながら、経年とともに売上高は減少傾向にある状態とのこと。

そこで、新しい収益の柱をつくるため、スマートフォンゲーム『三極ジャスティス(以下、三ジャス)』を2018年6月にリリースしたが、ユーザーのプレイ継続率が低く、アップデート重ねたが、収益を見込める水準まで改善することができなかったため、2019年2月末でサービスを終了した。

2017年11月リリースの海外ゲームの輸入パブリッシングタイトル『ロード・オブ・ダンジョン』、2019年1月リリースの海外ゲーム輸入パブリッシングタイトル第2弾『デビルブック』についても、双方ともリリース直後の売上は好調だったが、ケイブと海外開発会社の連携の難しさから発生した運営方針の違いや機能の不具合により、ユーザーの離脱を招いてしまった。それにより、収益を継続することができなかったため『ロード・オブ・ダンジョン』が2019年3月30日をもって開発会社の株式会社EK GAMESに運営を移管し、『デビルブック』についても2019年8月7日にサービスを終了した。

売上については、既存タイトルの売上減少と新規タイトルの売上不振により、前年度比で20.1%減少。

売上原価は、『三ジャス』をリリースしたことに伴い、前事業年度まで資産計上しておりました人件費等を当事業年度より売上原価として計上することになったこと、減価償却費の計上も発生したことから、前事業年度比32.2%と大幅に増加した。

販売費と一般管理費については、広告宣伝費等の費用を抑制して運営したことから、前事業年度比で8.3%減少したが、売上の減少と、売上原価が大幅に増加したことで、営業損失は前事業年度比で大幅に悪化。

また、ケイブは、サービスを終了した『三ジャス』とその他のサービスにかかる資産について、4億9900万円の減損損失を計上した。

上記の結果、当事業年度の売上高は18億9000万円(前事業年度比20.1%減)、営業損失6億9600万円(前事業年度は6900万円の営業損失)、経常損失7億3900万円(前事業年度は8800万円の経常損失)、当期純損失12億4000万円(前事業年度は7000万円の当期純損失)となった。

関連サイト

株式会社ケイブ公式サイト
2019年5月期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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