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メディアドゥ、電子書籍流通事業の好調で増収増益 営業利益4億円 2020年2月期第1四半期決算

メディアドゥ

子会社のメディアドゥと出版デジタル機構が3月1日付で合併。世界最大級のコミュニティサイト「MyAnimeList」運営会社が連結対象に。

株式会社メディアドゥホールディングス(以下、メディアドゥ)は、2020年2月期第1四半期決算を7月12日(金)に発表した。当期連結経営成績は、売上高154億5400万円(前年同期比44.3%増)、営業利益4億3400万円(同132.6%増)、経常利益4億5600万円(同141.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益2億6500万円(同326.5%増)だった。

経営成績に関する説明

メディアドゥグループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、主力事業領域である電子書籍市場で堅調に推移したことで、増収増益となった。

以上の結果、売上高は154億5425万円(前年同期比44.3%増)、営業利益は4億3475万円(同132.6%増)、経常利益は4億5625万円(同141.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6505万円(同326.5%増)となった。

セグメント毎の業績は以下。

電子書籍流通事業
引き続き「LINEマンガ」や「Amazon Kindle」などの電子書店へのディストリビューションや電子書籍配信ソリューションの提供を行なった。

2019年2月時点で、出版社との取引口座は1,700口以上、電子書店は150店以上、取扱稼働コンテンツ数60万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーンは1万件以上展開しており、メディアドゥグループは国内最大の電子書籍取次事業者として出版業界の発展に貢献している。

また、当連結会計年度より連結子会社である株式会社メディアドゥと株式会社出版デジタル機構が2019年3月1日付で合併し、より一層の業務効率化とシステム統合を進めている。

さらに、株式会社メディアドゥテック徳島での人材採用や育成を加速することで、東京で担っているオペレーション業務を今後は徳島に移管し、一層の効率化が実現可能する見込みであると発表した。

上記の結果、売上高は151億2785万円(前年同期比42.4%増)、セグメント利益は4億852万円(同67.9%増)となった。

その他事業
株式会社フライヤーが「本の要約サービス フライヤー」のテレビCMをはじめ、会員増加に向けた施策を実施した。

2019年3月1日からは、世界最大級のアニメとマンガのコミュニティサイト「MyAnimeList」を手掛けるMyAnimeList,LLCを連結対象とした。人的資源を積極的に投下することで、利用者数増加や広告売上増加に向けた運用基盤の構築を推進している。

上記の結果、売上高は3億2639万円(前年同期比300.6%増)、セグメント損失は7147万円(前年同期は4762万円のセグメント損失)となった。

関連サイト

株式会社メディアドゥホールディングス公式サイト
2020年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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