ヤフーと協力して運営するサービス「ebookjapan」への統合が完了。ヤフーとの連携を強化し、新規ユーザー獲得へ注力し売上拡大を狙う。
株式会社イーブックイニシアティブジャパン(以下、イーブックイニシアティブジャパン)は、2020年3月期第1四半期決算を7月25日(木)に発表した。当期経営成績は、売上高46億6100万円(前年同期比42.2%増)、営業利益1億8600万円(同11.2%減)、経常利益1億8300万円(同12.6%減)、四半期純利益1億2500万円(同15.7%減)だった。
経営成績に関する説明
イーブックイニシアティブジャパンは、2016年6月に資本業務提携したヤフー株式会社(以下、ヤフー)との事業連携を積極的に推進している。2018年10月からスタートした、ヤフーと協力して運営する電子書籍販売サービス「ebookjapan」を移行先として、これまでイーブックイニシアティブジャパンが運営してきた電子書籍販売サービス「eBookJapan」からユーザー移行を促進したことで、2019年6月に旧サービス「eBookJapan」での電子書籍販売を終了、「ebookjapan」へのサービス統合を完了した。
当第1四半期累計期間も引き続き、電子書籍事業やクロスメディア事業において、ヤフーとの連携を強化し、新規ユーザー獲得のための広告宣伝、既存ユーザー向けの販促活動等を推進し、売上高の拡大に努めてきた。
以上の結果、当第1四半期累計期間の業績については、売上高46億6141万円(前年同期比42.2%増)、営業利益1億8690万円(同11.2%減)、経常利益1億8337万円(同12.6%減)、四半期純利益1億2560万円(同15.7%減)となった。
セグメント毎の業績は以下。
電子書籍事業
当第1四半期累計期間は、電子書籍販売サービス「ebookjapan」へのサービス統合を完了させたほか、Yahoo!Japanトップページと連携した販促キャンペーンの定期的な実施や、Yahoo!プレミアム会員向けのポイントキャンペーンを拡充するなど、ヤフーとのグループシナジーの強化に努めた。
また、Webサービスやアプリサービスともに新規ユーザーを獲得するための施策を展開し、プロダクト面でユーザーの要望を織り込んだ各種機能の追加、改修を継続的に行ない、サービス品質の向上とユーザー満足度の向上に努めた。
上記の結果、売上高は35億8517万円(前年同期比65.4%増)となった。
クロスメディア事業
当第1四半期累計期間は、引き続き大手ECモールにおける紙書籍のネット販売に注力した。
運営中のオンライン書店が「Yahoo!ショッピング(本、雑誌、コミック部門)」で、月間ベストストアを引き続き獲得するなど、ヤフーグループの諸サービスとの連携を積極的に推進した。
上記の結果、売上高は10億7624万円(前年同期比3%減)となった。
関連サイト
株式会社イーブックイニシアティブジャパン公式サイト
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年度第1四半期決算補足資料