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インフォコム、ITサービス・セグメントの利益が黒字回復 営業利益12億円 2020年3月期第1四半期決算

インフォコム

ITサービスが病院向けITサービスを中心に推移したことで黒字回復。ネットビジネスでは韓国の電子コミック会社ピーナトゥーンを子会社化。

インフォコム株式会社(以下、インフォコム)は、2020年3月期第1四半期決算を7月30日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上高126億8700万円(前年同期比21.2%増)、営業利益12億4000万円(同83.1%増)、経常利益12億6800万円(同76.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億5900万円(同79.4%増)だった。

経営成績に関する説明

インフォコムグループは、中期経営計画(2017年4月~2020年3月)の基本方針「成長の追求」と「成長を支える経営基盤の継続的強化」のもと、電子コミックとヘルスケアを重点事業に、M&Aの積極的推進に加え、AIやIoTを活用したビジネスの展開などに取り組んでいる。

ITサービス・セグメント
ヘルスケア事業では、働き方改革への対応に伴い病院における複雑な勤務状況の管理に有効な、就業管理システムの販売が拡大した。地域包括ケア領域では、ショートステイ(短期的に施設に入所し介護・支援が受けられるサービス)事業所に特化した予約管理サービスの提供を開始した。

また、介護職向け転職支援サービス「ケアスタイル」のマッチング精度向上等をはかるため、人材紹介事業を展開する株式会社スタッフプラスを連結子会社化した。

企業向けのITサービスについては、文書管理システム「MyQuick」において電子契約サービスとの連携やAIによる自動入力に対応し、契約書管理業務の効率化をはかった。

さらに、病院向けITサービスを中心に推移したことで、増収総益となり、利益については黒字回復となった。

上記の結果、売上高は48億6300万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は1億6800万円(前年同期は営業損失2億8200万円)となった。

ネットビジネス・セグメント
電子コミック配信サービスの広告強化の施策として、6月では初のテレビコマーシャルや、明治神宮野球場の座席広告等を展開。「めちゃコミック」の人気作品をリアル書店の売り場で紹介する「めちゃ本屋」の第2弾を実施した。

海外展開については、韓国の電子コミック事業者である株式会社ピーナトゥーンを連結子会社化した。さらに、株式会社アムタスと株式会社パピレスの共同出資により、海外事業を目的とする会社設立を発表した。

上記の結果、売上高は78億2300万円(前年同期比30.4%増)、営業利益は10億6900万円(同11.7%増)となった。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高126億8700万円(前年同期比21.2%増)、営業利益12億4000万円(同83.1%増)、経常利益12億6800万円(同76.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億5900万円(同79.4%増)となった。

インフォコムグループの業績は、企業や病院向けの製品やサービスの納期が年度末の3月に集中する傾向があるため、売上高、利益ともに第1と第3四半期が相対的に少なくなり、第4四半期に集中する傾向にあるとのこと。

関連サイト

インフォコム株式会社公式サイト
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月第1四半期決算補足説明資料

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