HDゲームに関しては『FF X/X-2 HD リマスター』などを発売したことで黒字展開。アミューズメント事業では店舗運営の好調で大きく増益。
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、令和2年3月期第1四半期決算を8月6日(火)に発表。当期連結経営成績は、売上高533億2900万円(前年同期比19.1%増)、営業利益71億8900万円(同85.8%増)、経常利益62億9700万円(同13.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益41億2200万円(同26.3%減)となった。
経営成績に関する説明
デジタルエンタテインメント事業
当第1四半期連結累計期間は、『ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター』と『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』のNintendo Switch版、Xbox One版などを発売したことで、前年同期比で増収、小幅な黒字転換となった。
スマートデバイスやPCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツに関しては、サービス中の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が好調に推移したことで、前年同期比で増収増益となった。
多人数参加型オンラインロールプレイングゲームでは、『ファイナルファンタジーXIV』の拡張パッケージ発売に先行して、課金収入が好調に推移したことで、前年同期比で増収増益となった。
上記の結果、売上高は371億6000万円(前年同期比17.5%増)、営業利益は76億2200万円(同35.8%増)となった。
アミューズメント事業
当第1四半期連結累計期間は、アミューズメント機器で新規タイトルの発売がなかったが、店舗運営が好調に推移したことで、増収増益となった。
上記の結果、売上高は108億4500万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は6億8000万円(同226.7%増)となった。
出版事業
当第1四半期連結累計期間は、マンガアプリの『マンガUP!』を含む電子書籍形式の販売が大幅に増加した。紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。
上記の結果、売上高は38億7500万円(前年同期比57.1%増)、営業利益は12億7300万円(同152.9%増)となった。
ライツ・プロパティ等事業
当第1四半期連結累計期間は、自社コンテンツの新規キャラクターグッズの投入等があったことで、前年同期比で増収増益となった。
上記の結果、売上高は19億1700万円(前年同期比30.3%増)、営業利益は1億6000万円(同14.6%増)となった。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は533億2900万円(前年同期比19.1%増)、営業利益は71億8900万円(同85.8%増)、経常利益は62億9700万円(同13.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億2200万円(同26.3%減)となった。
関連サイト
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
令和2年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019(令和元)年8月6日開催 第1四半期決算説明会資料