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ネクソン、為替のマイナス影響も各国の事業が成長したことで営業利益655億円 2019年12月期第2四半期決算

ネクソン

日本では『真・三國無双斬』『FAITH』などの貢献で売上増。『FIFA ONLINE 4』のPC版モバイル版ともに売上に貢献し、韓国でも好調。

株式会社ネクソン(以下、ネクソン)は、2019年12月期第2四半期決算を8月8日(木)に発表した。当期連結経営成績は、売上収益1469億4200万円(前年同期比6.2%増)、営業利益655億8800万円(同7.3%減)、税引前四半期利益は838億9500万円(同3.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は725億4500万円(同8.0%減)だった。

経営成績に関する説明

ネクソングループは、PCオンライン事業やモバイル事業を展開し、ユーザーに楽しんでもらえる高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努め、既存ゲームタイトルのアップデートを進めてきた。具体的には、グループ内におけるゲーム開発力の強化、他社との共同開発を含めた事業提携、有力なゲーム開発会社への投資等による高品質な新規ゲームタイトルの配信などに取り組んできた。

当第2四半期連結会計期間においては、前年同期比で事業における主要外貨に対する円高が進行したことで為替のマイナス影響を受けたが、韓国、日本、北米、その他地域事業の成長により売上収益は前年同期比で増加した。

中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記(Dungeon&Fighter)』に対して、労働節アップデート及び11周年アップデートを実施した。為替によるマイナス影響を受けて売上収益は前年同期比で減少したが、為替の影響を除くと、高い水準値の前年同期との比較でも微減となった。

韓国においては、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4(以下、FIFA ONLINE 4)』がサービス移行のマイナス影響を受けた前年同期比で大きく成長した。さらに、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー(MapleStory)』が成長したことでPCオンライン事業の売上収益は前年同期比で増加した。

モバイル事業では、『OVERHIT』『AxE』などが前年同期比で減収した。一方、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4M(以下、FIFA ONLINE 4M)』や、当第2四半期連結会計期間にリリースした『TRAHA』、第1四半期連結会計期間に配信した『Lyn:The Lightbringer』などの増収寄与により、モバイル事業の売上収益は前年同期比で増加した。

日本においては、『OVERHIT』とモバイルブラウザゲームからの売上収益が前年同期比で減少したが、当第2四半期連結会計期間にリリースした『メイプルストーリーM(MapleStory M)』『メイプルストーリー2(MapleStory 2)』前第3四半期連結会計期間以降に配信した『真・三國無双斬』『FAITH』『DarkAvenger X』の寄与により、売上収益は前年同期比で増加した。

北米においては、『Choices: Stories You Play』が前年同期比で減収した一方、当第2四半期連結会計期間に配信した『OVERHIT』に加えて、前第2四半期連結会計期間以降に配信を開始した『Darkness Rises』『メイプルストーリーM』『AxE』からの増収寄与により、売上収益は前年同期比で増加した。

その他の地域においては、前第3四半期連結会計期間以降に配信した『メイプルストーリーM』、台湾における『天涯明月刀』『AxE』、及び当第2四半期連結会計期間に配信した『OVERHIT』からの増収寄与により、売上収益は前年同期比で増加した。

費用面では、主に『FIFA ONLINE 4』『FIFA ONLINE 4M』等に係るロイヤリティ費用、モバイルゲームのラインナップ増加に伴いクラウドサービス費用が増加したことで、売上原価は前年同期比で増加した。

販売費及び一般管理費は、前第2四半期連結会計期間に新しく連結子会社になったNAT GAMES Co., Ltd.(以下、NAT GAMES)に係る研究開発費の増加、モバイル事業の成長に伴うプラットフォーム費用の増加などにより、前年同期比で増加した。

その他の収益は、NAT GAMESの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益を計上した前第2四半期連結会計期間との比較であったことから、前年同期比で減少した。

その他の費用については、当第2四半期連結会計期間において使用権資産や前払ロイヤリティ等に係る減損損失を計上した影響により前年同期比で増加。

また、外貨建ての現金預金等について為替差益が発生いたしましたが、前年同期で計上した為替差益の金額を下回ったことから、金融収益は前年同期比で減少した。

上記の結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は1469億4200万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は655億8800万円(同7.3%減)、税引前四半期利益は838億9500万円(同3.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は725億4500万円(同8.0%減)となった。

経営成績に関する説明

株式会社ネクソン公式サイト
2019年12月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年度第2四半期決算説明資料

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