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DeNA、ゲーム事業の減収などで減収減益 営業利益23億円 2020年3月期第1四半期決算

DeNA

DeNAトラベルなどを前年度に譲渡したことで連結の範囲外になった影響で売上減。横浜スタジアムでは増築改修が進み、一部施設が稼働開始。

株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、2020年3月期第1四半期決算を8月8日(木)に発表した。当期連結経営成績は、売上収益は313億8300万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は23億1900万円(同54.6%減)、税引前四半期利益は38億6300万円(同48.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は24億4700万円(同53.2%減)だった。

経営成績に関する説明

DeNAグループは、中長期で企業価値を向上させるため、ゲーム事業において健全な収益性の確保や新規ヒットタイトルの創出、長期的に複数の収益の柱を育てることを見据えた成長に向けて、事業ポートフォリオの強化に取り組んでいる。

当第1四半期連結累計期間では、売上収益が前連結会計年度中に譲渡した株式会社ペイジェントや株式会社DeNAトラベルが連結の範囲外になったことや、ゲーム事業の減収等により、前年同期比で減少した。

売上原価・販売費及び一般管理費に関しても、上記各社の譲渡の影響もあり、前年同期比で減少となった。

事業面では、新たな柱の構築を目指した成長投資を実施。一方で、既存の事業やサービスにおいては、販売促進費や広告宣伝費等、各種費用の適正化に努めた。

以上の結果、売上収益は313億8300万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は23億1900万円(同54.6%減)、税引前四半期利益は38億6300万円(同48.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は24億4700万円(同53.2%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

ゲーム事業
既存タイトルを中心とした事業運営を行ない、ユーザー消費額は前年同期比で減少したことで、減収減益となった。費用面では、販売促進費や広告宣伝費、業務委託費等を中心に固定費の最適化を継続的に行ない、健全な収益性確保に向けた取り組みを推進している。

上記の結果、売上収益は196億9500万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は34億400万円(同36.2%減)となった。

スポーツ事業
横浜スタジアムでは増築改修が進み、2019年シーズンから一部の稼働を開始。横浜DeNAベイスターズの主催試合の平均観客動員数は順調に成長した。前連結会計年度においては、バスケットボールチームの運営事業を2018年7月1日に承継した。

上記の結果、売上収益は79億5100万円(前年同期比17.8%増)、セグメント利益は26億5700万円(同10.6%増)となった。

オートモーティブ事業
次世代タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」の提供地域や利用の拡大に向けた取り組みを中心に、前年同期比で投資を積極化した。

上記の結果、売上収益は2億9700万円(前年同期比1,074.7%増)、セグメント損失は12億9700万円(前年同期は7億400万円の損失)となった。


ヘルスケア事業

一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」「歩いておトク」をはじめ、既存の提供サービスの利用が堅調に推移した。

一方で、R&D分野においては、株式会社Preferred Networksと当社子会社の株式会社PFDeNAの、深層学習技術を活用し、少量の血液で14種類のがんを早期発見する検査システムの研究開発をはじめ、引き続き先行投資を行なった。

上記の結果、売上収益は4億1500万円(前年同期比21.0%減)、セグメント損失は4億5400万円(前年同期は2億9300万円の損失)となった。


新規事業・その他

当区分には、ソーシャルLIVEサービスをはじめ、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、EC事業におけるサービスが含まれている。
新規事業・その他の売上収益は30億6500万円(前年同期比42.1%減)、セグメント損失は5億3400万円(前年同期は5億2600万円の損失)となった。

関連サイト

株式会社ディー・エヌ・エー公式サイト
2020年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年3月期第1四半期 決算説明会資料

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