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SHIFT、ゲーム業界に加えて金融業や流通業でも品質管理業務が好調で営業利益28%増 2019年8月期決算

エンタープライズ市場からエンターテインメント市場まで、幅広い業界でソフトウェアの品質保証に関するサービスが好調。営業利益は15億円超。

株式会社SHIFT(以下、SHIFT)は、2019年8月期決算を10月10日(木)に発表。当期の連結経営成績は、売上高は195億3196万円(前年度比52.7%増)、営業利益は15億4061万3千円(同28.3%増)、経常利益は15億4486万5千円(同24.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億7049万円(同163.5%増)となった。

SHIFTグループがサービスを提供するソフトウェア関連市場においては、社会全体に変革を起こすDX(デジタル・トランスフォーメーション)という概念が浸透しはじめているだけでなく、よりスピーディに実装とテストを繰り返して開発を進めるアジャイル開発の浸透、サービスに柔軟性を持たせるマイクロサービスアーキテクチャーの採用の加速など、技術的環境面においても目まぐるしく市場が変化している。

それに加えて、労働人口の減少と政府が掲げる働き方改革の下で注目されているRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の普及が進み、BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)、AI(アーティフィシャル・インテリジェンス)、IoT(インターネット・オブ・シングス)などとの連携も具現化されてきている。

また、世界的なスポーツイベントの開催や法改正といった社会的な要請の高いIT投資が期待される一方で、不正アクセスによる個人アカウント情報の外部流出などのセキュリティ問題も深刻化している。

こうした経営環境の中、SHIFTグループでは当連結会計年度を売上高1000億円企業に向けた、2つ目の通過点である成長戦略「SHIFT300 -シフトスリーハンドレッド-」の二年目として位置づけ、高付加価値なサービスラインナップの拡充、各業界トップ企業との関係強化と、成長フェーズにある中堅企業への事業拡大、品質保証業としてのブランディング力の向上を重点課題として取り組んできた。

その結果、当連結会計年度の売上高は195億3196万円(前年度比52.7%増)、営業利益は15億4061万3千円(同28.3%増)、経常利益は15億4486万5千円(同24.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億7049万円(同163.5%増)となった。

セグメント別の業績は次のとおり。

エンタープライズ市場
エンタープライズ市場では、金融業、流通業、製造業、通信業、ウェブサービス業など社会基盤を支える企業における業務システムや情報システムにおいて、ソフトウェアの品質保証に関するサービス全般を提供している。

当連結会計年度では、特にIT投資規模が大きい金融業、流通業を注力業界として定めて取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、こうした新規顧客からの売上高が徐々に増加した。

この結果、当連結会計年度のエンタープライズ市場の売上高は173億7864万9千円(前年度比54.1%増)、営業利益は42億3543万5千円(同62.3%増)となりました。

エンターテインメント市場
エンターテインメント市場では、モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、コンシューマゲーム等を提供する企業に向け、品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングにより、顧客ビジネスの付加価値を向上させるサービスを提供している。

当連結会計年度では、エンタープライズ市場との社内シナジーを生かし、競合との差別化をはかったことによる既存顧客の受注拡大や新規拠点の開設などを行うことにより収益基盤の強化を進めた。

この結果、当連結会計年度のエンターテインメント市場の売上高は21億5331万円(前年度比42.0%増)、営業利益は4億6582万円(同16.3%増)となった。

関連リンク

株式会社SHIFT
株式会社SHIFT 2019年8月期決算短信(PDF)

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