Nintendo SwitchのDLソフトやNintendo Switch Onlineの貢献でデジタルビジネスが大きく増収。モバイルビジネスの収益も微増。
任天堂株式会社（以下、任天堂）は、2020年3月期第2四半期決算を10月31日（木）に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高4439億6700万円（前年同期比14.2％増）、営業利益942億2200万円（同53.4％増）、経常利益851億7300万円（同7.4％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益620億1800万円（同4.0％減）だった。
経営成績に関する説明
当第2四半期については、Nintendo Switchでは、バッテリーの持続時間が長くなった新モデルを8月に販売し、続いて携帯専用の「Nintendo Switch Lite」を9月にした。
ソフトウェアに関しては、6月に発売した『スーパーマリオメーカー 2』が393万本、7月に発売した『ファイアーエムブレム 風花雪月』が229万本、9月に発売した『ゼルダの伝説 夢をみる島』が313万本の販売を記録した。前期までに発売済みの人気タイトルやソフトメーカーのタイトルも好調に販売を伸ばし、当期のミリオンセラータイトル数は、ソフトメーカーのタイトルを含めて11タイトルとなった。
上記の結果、ハードウェアの販売台数は693万台（前年同期比36.7％増）、ソフトウェアの販売本数は5849万本（同38.8％増）となった。
ニンテンドー3DSでは、ハードウェア販売台数37万台（前年同期比62.9％減）、ソフトウェアの販売本数260万本（同58.5％減）となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトやダウンロード専用ソフト等による売上が順調に伸びたことに加えて、Nintendo Switch Onlineの貢献もあり、デジタル売上高は716億円（前年同期比83.0％増）となった。
モバイルビジネスでは、新作ゲームアプリ『Dr. Mario World』や『Mario Kart Tour』をリリースした。前期までに配信済みのアプリも多くのユーザーに継続して楽しまれたことで、モバイル・IP関連収入等の売上高は199億円（前年同期比6.4％増）となった。
以上の結果、売上高は4439億6700万円（海外売上高3408億円、海外売上高比率76.8％、前年同期比14.2％増）、営業利益は942億2200万円（同53.4％増）、経常利益は851億7300万円（同7.4％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は620億1800万円（同4.0％減）となった。