スマホゲーム『A3!』『蒼焔の艦隊』の好調などで、コンテンツ事業の営業利益は前期比92%増。
株式会社アエリア(以下、アエリア)は、2019年12月期第3四半期決算を11月14日(木)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高215億7600万円(前年同期比10.1%減少)、営業利益22億100万円(同23.3%増加)、経常利益20億8500万円(同28.4%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億8400万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失121百万円)となった。
アエリアグループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を強化し、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みをいかし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてきた。
また、アセットマネージメント事業においては、規模が小さく、事業期間の短い収益不動産を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営してきた。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高215億7600万円(前年同期比10.1%減少)、営業利益22億100万円(同23.3%増加)、経常利益20億8500万円(同28.4%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億8400万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失121百万円)となった。
また、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は30億600万円(前年同期比9.3%増加)、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は19億100万円(前年同期比355.9%増加)となった。なお、当社グループでは、M&Aを活用した事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していくなかで、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDAを経営指標として採用している。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおり。
①ITサービス事業については、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行なう株式会社ファーストペンギン、及びデータサービス事業を行う株式会社エアネットが安定した収益を獲得しているが、アフィリエイト広告収益の減少により売上高並びに営業利益が減少している。以上の結果、売上高は39億3500万円(前年同期比17.2%減少)、営業利益は3億9200万円(前年同期比4.5%減少)となった。
②コンテンツ事業につきましては、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行なっている。株式会社サイバードがグループに加わった影響と、スマートフォン向けゲーム『A3!』『蒼焔の艦隊』の収益が好調に推移したことによって売上高、営業利益とも増加している。以上の結果、売上高は128億1600万円(前年同期比27.1%増加)、営業利益は16億6200万円(前年同期比92.0%増加)となった。
③アセットマネージメント事業については、不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行なっている。不動産市況を考慮しリスクコントロールを行なった結果、売上高及び営業利益が減少した。以上の結果、売上高は49億4600万円(前年同期比41.2%減少)、営業利益は1億5800万円(前年同期比70.5%減少)となった。