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イーブックイニシアティブジャパン、ヤフーとの連携施策に注力 四半期売上高で過去最高を達成 2020年3月期第3四半期決算

売上高は前年同期比48%増の151億円。当期は成長投資の継続で減益も、通期増収増益に向けては順調に進捗。

株式会社イーブックイニシアティブジャパン(以下、イーブックジャパン)は、2020年3月期第3四半期決算(非連結)を1月29日(水)に発表。2020年3月期第3四半期累計期間における業績は、売上高151億7642万3千円(前年同期比48.3%増)、営業利益5億2955万4千円(前年同期比18.6%減)、経常利益5億2643万2千円(前年同期比18.8%減)となり、四半期純利益は3億6052万8千円(前年同期比51.2%増)だった。

イーブックジャパンは、2016年6月に資本業務提携したヤフー株式会社(以下、ヤフー)との事業連携を積極的に推進しており、ヤフーと協力して運営する電子書籍販売サービス「ebookjapan」において、Yahoo! JAPANトップページと連携したユーザー獲得施策の実施や、Yahoo!プレミアム会員向けのポイントキャンペーンを拡充したほか、ソフトバンクグループ株式会社、ソフトバンク株式会社、及びヤフーの3社が共同出資するPayPay株式会社のスマートフォン決済サービス「PayPay」と連携した販促キャンペーンを展開するなど、グループシナジーの強化につとめた。

また、当第3四半期累計期間も引き続き、新規ユーザー獲得のための広告宣伝、既存ユーザー向けの販促活動に加えて、サービス品質の向上をはかるためのプロダクト改善など、成長市場におけるシェアの拡大を目指して、積極的な投資を推進している。

セグメントごとの経営成績は次のとおり。

電子書籍事業
当第3四半期累計期間は、ヤフーが協力して運営する電子書籍販売サービス「ebookjapan」へのサービス統合を2019年6月に完了させたことで、Yahoo! JAPANトップページと連携したユーザー獲得施策の実施や、Yahoo!プレミアム会員向けのポイントキャンペーンの拡充など、ヤフーとの連携強化を推進した。

また、「PayPay」と連携し、電子書籍の販促キャンペーンを展開したほか、ソフトバンク、ワイモバイルのスマホユーザー向け販促企画を実施し、グループシナジーの強化につとめた。

さらに、Webサービス、アプリサービスともに新規ユーザー獲得のためのマーケティング施策の実施や、大手出版社との連携による販促プロモーションを数多く行なうことで売上高の向上につとめた。

以上の結果から、当第3四半期累計期間の売上高は、116億616万1千円(前年同期比64.3%増)となった。

クロスメディア事業
当第3四半期累計期間は、引き続き、大手ECモールにおける紙書籍のネット販売に注力した。

「Yahoo!ショッピング」においてはヤフーとの連携を強化し、大規模セールを展開する「いい買い物の日」への参画など、販促キャンペーンを多数実施したほか、2019年10月にはPayPayブランドを冠した新しいECサービス「PayPayモール」においても当社のオンライン書店を出店し、売上高の拡大をはかった。

以上の結果から、当第3四半期累計期間の売上高は、35億7026万1千円(前年同期比12.7%増)となった。

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株式会社イーブックイニシアティブジャパン

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