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アルファポリス、電子書籍の好調で四半期ベースの過去最高売上を更新 営業利益10億円 2020年3月期第3四半期決算

アルファポリス

「ゲート」などの主力タイトルの続刊がマンガ・ライトノベルともに好調。電子書籍ではビジネス分野も前年同期を上回る。

株式会社アルファポリス(以下、アルファポリス)は、2020年3月期第3四半期決算(非連結)を2月13日(木)に発表した。当第3四半期累計期間の売上高は39億7983万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は10億5341万円(同7.6%増)、経常利益は10億5322万円(同7.6%増)、四半期純利益は6億4426万円(同2.8%増)となった。

経営成績に関する説明

アルファポリスでは、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」をミッションに、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的として、インターネット上で話題の小説やマンガなどを書籍化する事業に取り組んできた。

書籍ジャンル別の概要は以下。

ライトノベル
当第3四半期累計期間の刊行点数は149点(前年同期比8点減)となった。

「ゲート SEASON2」や「とあるおっさんのVRMMO活動記」などの主力タイトルの続刊や、「いずれ最強の錬金術師?」などの自社投稿サイト発の人気シリーズの続刊が好調に推移した。

電子書籍については、女性向け小説が好調を維持したことから、売上をけん引した。

売上については、刊行点数が前年同期から減少したこと等により、前年同期比でわずかに減少した。

漫画
当第3四半期累計期間の刊行点数は、前年同期を上回る68点(前年同期比8点増)だった。

シリーズ累計490万部を突破した「ゲート」を筆頭に、人気シリーズの続刊が好調だった。

電子書籍販売に関しても、人気シリーズの新刊配信により既刊書籍を含めたシリーズ全体の販売数が大きく伸長したことで、売上は大幅に増加した。

上記により、売上高が前年同期を大きく上回り、当第3四半期会計期間における四半期ベースに関しても過去最高の売上高を更新した。

文庫
当第3四半期累計期間の刊行点数は102点(前年同期比10点減)となった。

人気シリーズ「居酒屋ぼったくり」や「Eランクの薬師」などの文庫版が売上をけん引した。「谷中・幽霊料理人」や「神様の学校」などのキャラ文芸小説の刊行に注力し、新しいジャンルを強化してきた。

しかしながら、刊行点数の減少が主な原因で、当第3四半期累計期間の売上高が前年同期比で減少した。

その他
当第3四半期累計期間の刊行点数は17点(前年同期比1点減)だった。

シリーズ累計100万部を超えた「居酒屋ぼったくり」の番外編を刊行し、売上をけん引した。

また、「必ず成功する起業の心得」や「欧米エリートが使っている人類最強の伝える技術」など、ビジネス分野の書籍を積極的に刊行し、取り扱いジャンルの拡大に向けた取り組みに注力してきた。

それにより、当第3四半期累計期間の売上高は、前年同期を上回る金額となった。

関連サイト

株式会社アルファポリス公式サイト
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年3月期第3四半期決算説明資料

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