企業全体の収益は堅調に推移。オンラインゲーム事業の『PUBG Mobile』や『Call of Duty Mobile』などのヒットで海外業績が好調。
中国大手企業のテンセントは2019年第4四半期決算及び2019年通期決算を、3月18日(水)に発表した。
2019年第4四半期決算期間(四半期)のTotal net revenues(売上高合計)は1057億6700万人民元 (約1兆6242億円、前年同期比25%増)、Operating profit(営業利益)は303億600万人民元(約4654億円、同35%増)、Profit attributable to equity holders of the Company (親会社に帰属する四半期純利益)は254億8400万人民元(約3913億円、同29%増)だった。
2019年度決算(通期)のTotal revenues(売上高合計)は3772億8900万人民元(約5兆7941億円、前期比21%増)、Operating profit(営業利益)は1146億100万人民元(約1兆7599億円、同24%増)、Profit attributable to equity holders of the Company(親会社に帰属する通期純利益)943億5100万人民元 (約1兆4489億円、同22%増)だった。
当期のテンセントにおけるオンラインゲーム事業については、戦略的焦点を内部の研究開発力の強化と外部企業とのパートナーシップの強化、海外事業の拡大に焦点をあてて活動してきた。
主にスマートフォン向けゲーム『PUBG Mobile』や、『Call of Duty Mobile』『League of Legends』の新モードである「Teamfight Tactics」が成功をおさめたことにより、海外事業は堅調に業績が推移した。これにより、オンラインゲームの海外収益が前年比で2倍以上の成長をみせて、2019年第4四半期でのオンラインゲーム収益の23%を占める結果となった。
また、2019年末の時点で、世界で最も人気のあるスマートフォンゲームトップ10のうち、5タイトルがテンセントが関連するもので、テンセントのゲーム部門TiMi Studio Group、Lightspeed & Quantum Studios、子会社であるRiot Games、Supercellなどが、ゲームの開発及び提供を行なっていた。
今後も、中国内のゲーム業界におけるリーダーシップを拡大及び国際的な取り組みを強化し、高品質で新しいゲームをグローバルに提供を目指す。
(1元=15.36円で計算)
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テンセント公式サイト(海外サイト:)英語