ゲーム開発のノウハウで継続的な運動を支援。医学系研究における評価を踏まえて、試験販売を検討。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント(以下、BNE)とアステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)は、ゲーム性を取り入れた科学的根拠のある運動プログラムを提供して、継続的な運動を支援するアプリ(以下、運動支援アプリ)の共同開発及び試験販売などに関する契約を締結したことを発表した。
BNEとアステラス製薬は、2018年10月に運動支援アプリに関する共同開発契約を締結し、医学系研究用のアプリの開発を進めてきたが、(関連記事)今回はその開発結果などを踏まえ、試験販売用アプリの共同開発などを行なうとのこと。
今後は、アステラス製薬が共同開発したアプリで医学系研究を行なうことになっており、すでに「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に従って研究をスタートしているという。
この医学系研究では、スマートフォンなどのアプリで提供される有酸素運動と、レジスタンス運動(標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動)を組みあわせた運動プログラムが、人の身体へ及ぼす影響を、内臓脂肪面積の変化などを指標に評価するそうだ。
また、試験販売用アプリの共同開発には、上記の医学系研究で用いた運動支援アプリを改良していく予定で、ユーザーが自ら興味をもって利用し、継続的な運動ができるように、ゲーム開発のノウハウを活用したアソビと運動を組みあわせて、「楽しさ」と「使いやすさ」の向上と運動の継続や習慣化を目指す。
アステラス製薬とBNEの両社は、上記の医学系研究における運動プログラムに関する科学的評価を踏まえて、アプリの試験販売を検討していく。