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任天堂、「ポケモン」や「どうぶつの森」のヒットで営業利益41%増の3523億円 2020年3月期決算

Nintendo Switch本体や関連ソフトの販売好調が業績に貢献。DL販売もNintendo Switchソフトや追加コンテンツが好調で売上増加。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、2020年3月期決算(連結)を5月7日(木)に発表した。2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結業績は、売上高1兆3085億1900万円(前期比9.0%増 うち、海外売上高1兆73億円、海外売上高比率77.0%)、営業利益3523億7000万円(同41.1%増)、経常利益3604億6100万円(同30.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2586億4100万円(同33.3%増)となった。

営業成績に関する説明

当期(2019年4月~2020年3月)においてNintendo Switch関連では、携帯専用の「Nintendo Switch Lite」を9月に発売し、「Nintendo Switch」も勢いを落とすことなく好調に推移したことで、本体の販売台数は大きく増加した。

ソフトウェアでは、『ポケットモンスター ソード・シールド』が1737万本の販売する大ヒットを記録したほか、3月に発売した『あつまれ どうぶつの森』が1177万本の販売となり、Nintendo Switch向けソフトウェアでは過去最大の滑り出しをみせている。

その他のソフトに関しても『ルイージマンション3』や『スーパーマリオメーカー 2』など当期に発売したソフトウェアに加え、前期までに発売している任天堂の人気タイトルや、ソフトメーカータイトルも好調に販売を伸ばし、当期のミリオンセラータイトル数はソフトメーカータイトルを含めて27タイトルとなった。

また、中国企業のテンセント社を通じて、中国におけるNintendo Switchの販売を12月より開始した。

新型コロナウイルス感染症については、2月から3月にかけて「Nintendo Switch」本体及びJoy-Conなどの周辺機器や、『リングフィット アドベンチャー』の生産と出荷の遅延が一部地域で生じたが、当期の業績に対する影響は限定的だった。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が長期化、深刻化した場合は、製品の供給や研究開発に支障をきたす可能性がある。

これらの結果、当期のハードウェアの販売台数は2103万台(前期比24.0%増)、ソフトウェアの販売本数は1億6872万本(前期比42.3%増)となり、ハードウェア、ソフトウェアともに販売が好調だった前年を上回る結果となった。

ニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は69万台(前期比73.0%減)、ソフトウェアの販売本数は499万本(前期比62.3%減)だった。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調だったことに加えて、ダウンロード専用ソフトや追加コンテンツによる売上も順調に伸び、Nintendo Switch Onlineによる売上も年間を通じて順調に計上されたことにより、デジタル売上高は2041億円(前期比71.8%増)になった。

モバイルビジネスでは、当期に配信を開始した『Mario Kart Tour』などに加え、配信済みタイトルも多くのユーザーに楽しまれたことで、モバイル・IP関連収入などの売上高は512億円(前期比11.5%増)となった。

関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期決算説明資料

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