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壽屋、新型コロナウイルス感染症の影響で生産計画が難航 営業損失9700万円 2020年6月期第3四半期決算

壽屋

プラモデルやフィギュアの販売が国内外で増加し売上に貢献も、店舗の臨時休業や来店客数の大幅減少で赤字に。

株式会社壽屋は、2020年6月期第3四半期決算(非連結)を5月13日(水)に発表。売上高は50億2758万円(前年同期比12.5%減)、営業損失は9787万円(前年同期は営業利益2588万円)、経常損失は1億1992万(前年同期は経常利益414万円)、四半期純損失は9889万円(前年同期は四半期純損失326万円)となった。

経営成績に関する説明

国内市場では「メガミデバイス」シリーズから「BULLET KNIGHTS ランサー HELL BLAZE」を発売したところ、2019年10月発売の「兼志谷シタラ(かねしやしたら)」に続き、装着して楽しめるプラモデルシリーズとして好調に推移した。「フレームアームズ・ガール」シリーズに関しては、2020年1月に「フレームアームズ・ガール ハンドスケール スティレット」を発売、その関連製品である「フレームアームズ」や「モデリング・サポート・グッズ」などの発売にも注力した。

他社IP製品については、2020年1月にTVアニメ「盾の勇者の成り上がり」よりフィギュア「ラフタリア」を発売し、国内市場だけではなく海外市場にも需要があったことから売上が伸長した。2月にはテレビアニメ「まちカドまぞく」よりフィギュア「千代田桃」を発売し、フリルをあしらったスカートやなびくリボンなど繊細な造形が好評を得て、売上に貢献した。

海外市場では、2020年2月にはアメリカ ニューヨークで開催される玩具やゲーム、エンターテインメントなど、約1000社以上の企業が出展する見本市「ニューヨーク・トイフェア」に出展し、最新製品のサンプルを含めた製品の展示などを行ない、世界各国へ向けた製品及びブランドアピール、プロモーションを積極的に行なった。

自社IP製品についても「フレームアームズ・ガール」や「メガミデバイス」シリーズをはじめアジアを中心に好評を得ており、地域ごとのローカライズ活動に注力をしたとのこと。

フィギュアの売上高は順調に推移したが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、製品の生産が計画どおり進まず、生産や出荷に影響を及ぼしたことに加え、店舗の臨時休業や外出自粛に伴う来店客数の大幅な減少などで、業績は減収減益となった。

関連サイト

株式会社壽屋公式サイト
2020年6月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年6月期第3四半期決算補足資料

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