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enish、既存タイトルの貢献や経費削減で赤字縮小 営業損失5億円 2020年12月期第2四半期決算

enish

当第1四半期は新作ゲームが苦戦。年内リリースタイトルとしてアニメ「五等分の花嫁」の初ゲームアプリなどを開発中。

株式会社enish(以下、enish)は、2020年12月期第2四半期決算短信(非連結)を7月30日(木)に発表した。当第2四半期累計期間の業績は、売上高19億6700万円(前年同期比4.0%減)、営業損失は5億5900万円(前年同期は営業損失7億5900万円)、経常損失は5億7900万円(前年同期は経常損失7億6200万円)、四半期純損失は9億700万円(前年同期は四半期純損失7億6700万円)だった。

経営成績に関する説明

当第2四半期累計期間では、オリジナルタイトルのドラマチック共闘オンラインRPG『De:Lithe(ディライズ)~忘却の真王と盟約の天使~』において、人気アニメとのコラボレーションや大規模ギルドバトルなどの実装を行ない、ゲーム内の活性化をはかった。同タイトルは、2020年3月末に香港や台湾、マカオでリリース、7月3日には韓国版を配信し、海外の売上収益を拡大している。

欅坂46・日向坂46公式ゲームアプリ『欅のキセキ/日向のアユミ』は、各種キャンペーンなどにより、売上高を維持した。

HiGH&LOWシリーズ初の『HiGH&LOW THE GAME ANOTHER WORLD』は、AppStore「4.7」GooglePlay「4.2」と各ストアにてユーザーから高評価を得られたが、継続率に課題が残っている。

『ぼくのレストラン2』に関しては、リリース10周年キャンペーンが良い評価を受けて、売上高が好調に推移した。

『ガルショ☆』についても、コラボレーション施策などの好調で、引き続き売上収益に貢献している。

当事業年度においては、アニメ「五等分の花嫁」初のゲームアプリ『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』を、2020年内の配信に向けて、鋭意開発を進めているとのこと。

新規タイトルの開発については、IPタイトルの自社単独開発と中国企業との共同開発に分散することで、開発の長期化や開発費の高騰など各種リスクの低減をはかりながら、開発費が増加しないようにしている。

また、enishでは、収益構造の最適化の観点でリストラを行なっており、当第2四半期累計期間において、本店移転に伴う特別損失、人員の適正化に伴う特別退職金を計上した。

移転については、コロナ禍による在宅勤務実施以降、恒久的在宅勤務に向けて試行してきたが、テレワーク(在宅勤務)においても生産性向上がはかられ、場所を問わずチーム体制が有効に機能したことが確認でき、運用に支障がないことが証明されたこと、また、通勤時間が不要になり、ワーク・ライフ・バランスがはかられるなど、従業員のニーズがあったことから、テレワーク制度導入を決定した。これまで、六本木ヒルズ森タワーを本店とし、サテライトオフィスとしてラピロス六本木を利用してきたが、テレワーク制度の導入及び活動で、ラピロス六本木に集約できると判断し、2020年6月25日の取締役会において、六本木ヒルズ森タワーを閉じ、ラピロス六本木を本店とすることを決定した。

これにより、当第2四半期累計期間において、六本木ヒルズ森タワーに対する残存賃料及びその他移転に伴う諸費用として本社移転損失、及び原状回復費用に関する減損損失を計上した。

関連サイト

株式会社enish公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結
2020年12月期第2四半期決算補足資料

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