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エクストリーム、『ラングリッサー』の経年により減収減益 営業利益2億円 2021年3月期第1四半期決算

エクストリーム

リリースから2年以上経過した『ラングリッサー』で利用者数と課金者数が緩やかに減少。ソリューション事業は効率化により利益率向上。

株式会社エクストリームは、2021年3月期第1四半期決算(連結)を8月13日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は15億7945万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は2億1672万円(同37.6%減)、経常利益は2億1230万円(同27.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億3122万円(同33.7%減)だった。

経営成績に関する説明

エクストリームでは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、原則として在宅勤務を実施している。事態の長期化に備えつつ、社員が顧客先に常駐して技術ソリューションを提供するソリューション事業、ゲームや各種システム開発などを請け負う受託開発事業、保有ゲームタイトルなどの使用許諾を行なうコンテンツプロパティ事業を展開してきた。

セグメント毎の業績は以下。

ソリューション事業
当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、前四半期比において新規受注が減少するとともに、一部の顧客において既存案件の継続が見送られるなどの状況が発生した。

一方、稼働単価は不採算プロジェクトの見直しや、最適な顧客選別などの施策が奏功したことで、利益率が向上した。

なお、稼働プロジェクト数は1498(前年同期稼働プロジェクト数は1391)とのこと。

上記の結果、売上高は9億7386万円(前年同期比15.0%増)、セグメント利益は2億2008万円(同18.9%増)となった。

受託開発事業
当第1四半期連結累計期間における受託開発部門については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が発生する以前の受注及び保守案件の積み上げにより、大きな影響はなかったが、2020年5月29日付で完全子会社化した株式会社エクスラボ及びEXTREME VIETNAM Co.,LTD.においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、新規案件に係る商談が停滞、受注が想定通り進捗しなかったことから、営業損失を計上した。

上記の結果、売上高は5億6978万円(前年同期比13.1%増)、セグメント損失は4411万円(前年同期はセグメント損失74万円)だった。

コンテンツプロパティ事業
当第1四半期連結累計期間においては、ライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』のヒットが継続し、ライセンス許諾先である香港紫龍互娯有限公司及び上海紫舜信息技術有限公司を通じてゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。

なお、『ラングリッサー』にかかわるロイヤルティ収益の計上については、各許諾地域における売上集計作業やライセンス許諾先からの収益報告に一定の時間を要すること、契約上収益にかかわる報告サイクルが定められていることから、当第1四半期連結累計期間における収益は、2020年2月~4月の3か月分となっている。当第1四半期連結累計期間においては、サービス開始から2年半以上が経過したことから、利用者数並びに課金者数などが緩やかに減少し、前四半期比においてロイヤルティ収益が減少した。

上記の結果、売上高は1億7550万円(前年同期比46.5%減)、セグメント利益は1億7052万円(同44.2%減)だった。

関連サイト

株式会社エクストリーム公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料

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