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エヌジェイHD、ゲーム事業の人材リソースの稼働率改善で営業利益2億円 2020年6月期決算短信

エヌジェイHD

新型コロナウイルス感染症の影響で、ゲーム事業の開発体制の拡充が進まず売上高が減少。

株式会社エヌジェイホールディングス(以下、エヌジェイHD)は、2020年6月期決算短信(連結)を8月13日(木)に発表した。当期の売上高は144億9100万円、営業利益は2億500万円、経常利益は2億700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2700万円だった。

エヌジェイHDの2020年6月期は、決算期変更により15か月間の変則決算になっていることから、対前期比増減率は記載していない。

経営成績に関する説明

ゲーム事業においては、Windows7のサポート終了対応や生産性維持のため、開発機材の更新や各種開発ソフトウェア導入などの開発環境の整備を進めてきた。また、開発及び運営サポートの小規模や短期案件、終了案件などによる人材リソースの空き稼動の対策に取り組んだ。売上高については、第4四半期連結会計期間に前倒しで計上となった案件があったことや、新型コロナウイルス感染症による影響で、開発体制の拡充が予定通り進まなかったことから、計画を下回る結果になった。

モバイル事業では、端末値引き上限導入に伴う駆け込み需要の取り込みと、その後の反動に対しては、3G停波に伴う買い替え需要の取り込みと、1台当たり粗利単価の改善に取り組んだ。売上高については、消費税増税や改正電気通信事業法の施行後の影響が続くなか、新型コロナウイルス感染症の影響で、春商戦期が例年と比べて盛り上がらなかったこと、感染拡大防止のため営業時間の短縮や臨時休業を行なったことで、販売台数は低調に推移する結果になった。

セグメント毎の業績は以下。

ゲーム事業
株式会社ゲームスタジオ、株式会社トライエース、株式会社ウィットワン(以下、ウィットワン)にて、ゲームの開発受託及び運営受託などを行なっている。株式会社ブームと株式会社エヌジェイワンに関しては、ウィットワンを統合先として、2019年11月1日付で統合した。

当期の売上高については、第4四半期連結会計期間に前倒しで計上した案件があったことや、新型コロナウイルス感染症の影響で開発体制の拡充が予定どおり進まなかったことから、計画を下回る結果になった。

利益に関しても売上と同様の理由から計画を下回って推移したが、開発及び運営サポートの小規模化並びに短期案件終了などの影響で、低下していた人材リソースの稼働率が順調に改善したことから、通期としては概ね計画通りに推移したとのこと。

上記の結果、売上高104億3700万円、セグメント利益5億3500万円となった。

モバイル事業
株式会社ネプロクリエイトにてauショップ等のキャリアショップ及び複数の通信事業者の端末とサービスを取り扱う販売店PiPoPark(ピポパーク)を運営している。

当期の売上高については、消費税増税や改正電気通信事業法の施行後の影響が続くなか、新型コロナウイルス感染症の影響で、春商戦期が例年と比べて盛り上がらず、店舗の営業時間の短縮や臨時休業などから、販売台数が低調に推移した。

利益は、格安SIMやミドルレンジ端末の販売に注力して販売台数の回復につとめると共に、1台あたりの粗利単価の改善や販管費削減の取り組みにより、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う臨時休業などの減益影響を概ね取り返したとのこと。

上記の結果、売上高39億6600万円、セグメント利益1億3200万円だった。

その他
クレジット決済事業及び外食事業などを行なっている。また、前期第2四半期連結会計期間からセグメント区分の変更に伴い、人材ソリューション事業も含まれている。

当期においては、人材ソリューション事業を構成していた株式会社トーテックが、前期の第2四半期連結会計期間より連結子会社から持分法適用会社へ異動した。

上記の結果、売上高は1億円、セグメント損益100万円だった。

関連サイト

株式会社エヌジェイホールディングス公式サイト
2020年6月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年6⽉期通期決算説明資料

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