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AppBank、メディア事業への投資で赤字が拡大 営業損失8000万円 2020年12月期第2四半期決算

AppBank

売上減少の影響で、利益も大きく減少。AppBank Storeの株式譲渡により、ストア事業を連結範囲から除外。

AppBank株式会社(以下、AppBank)は、2020年12月期第2四半期決算短信(連結)を8月12日(水)に発表した。当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高3億8209万円(前年同期比43.7%減)、営業損失8072万円 (前年同期は営業損失1820万円)、経常損失8280万円(前年同期は経常損失1866万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億3237万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2094万円)だった。

経営成績に関する説明

メディア事業においては、前四半期に見直しをはかったコンテンツ制作体制をさらに充実させ、「AppBank.net」「マックスむらいチャンネル」をはじめとする自社運営メディアのPV並びに視聴回数の増加をはかり、 広告売上の向上を目指してBtoBタイアップ広告営業の強化を行なった。

AppBank.netのPV数が増加している一方で、売上の回復に繋がるまで多少時間がかかることから、継続的な製造費用のコントロール、販売促進費の圧縮を進めている。

また、グループの業績拡大を目的に、100%子会社としてテーマ株式会社を設立し、3bitter株式会社の株式取得による100%子会社化を実施した。

セグメント毎の業績は以下。

メディア事業
営業面では、純広告収益、動画広告、アドネットワーク広告収益などが、前年同期と比べて大きく減少した。これは前期に実施したコンテンツ投資の抑制及び制作体制の縮小による魅力的かつ安定的なコンテンツ制作に影響が出たこと、新経営体制のもとでコンテンツ制作体制の強化をはかっているが前年同期と比較して動画の視聴回数の回復が遅れていること、アドネットワークの広告単価が下落していることによるもの。純広告については、前期に営業体制を縮小していたことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響などで前四半期に十分な営業活動が行えなかったことが影響した。

一方、当四半期においても、前四半期に引き続き事業再構築のための活動や投資を行なった結果、AppBank.netのPV数が増加するなど、コン テンツ制作において一定の成果があった。営業体制についても、戦略の見直しや新しい広告商品の企画を行なったことで、徐々に営業活動の進捗がみられるようになった。

利益面では、売上の減少に伴い製造費用が減少したほか、管理部業務の見直しや本社移転な戸によるコストの圧縮を進めた。それにより、売上原価や販売費、一般管理費ともに減少したが、今後の業績拡大に向けて、人材採用などに投資している。

上記の結果、売上高は1億3501万円(前年同期比43.5 %減)、セグメント損失は8391万円(前年同期はセグメント損失2826万円)だった。

ストア事業
「AppBank Store」のEコマースサイト及び店舗にて、スマートフォンアクセサリーをはじめとするグッズの販売を行なうとともに、スマートフォンユーザーのライフスタイルをより豊かにするため、iPhone修理などのサービスを行なっている。

第1四半期連結会計期間において、ストア事業に構成していた株式会社AppBank Storeの株式を譲渡し、連結の範囲から除外した。

上記の結果、売上高は2億5427万円(前年同期比44.0%減)、セグメント利益は274万円(前年同期はセグメント利益915万円)となった。

関連サイト

AppBank株式会社公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第2四半期決算説明資料

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