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エイチーム、新規大型IPゲームの開発費増やライフスタイルサポート事業の苦戦で減収減益 営業利益2.2億円 2021年7月期第2四半期決算

エイチームキャッチ

自転車需要の増加でEC事業は増収増益も、エンターテインメント事業とライフスタイルサポート事業で減収減益。

株式会社エイチーム(以下、エイチーム)は、2021年7月期第2四半期決算短信(連結)を3月12日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間における売上高は148億7100万円(前年同期比7.1%減)、営業利益は2億2100万円(同35.4%減)、経常利益は3億6300万円(同3.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億4100万円(同484.6%増)だった。

経営成績に関する説明

2021年7月期第2四半期連結累計期間における売上高については、EC事業が前年同期比で増加したが、エンターテインメント事業とライフスタイルサポート事業の売上が減少したことから、全体では前年同四半期比で引き続きやや減少という結果になった。

営業利益に関しては、EC事業の売上高増加に伴う利益が増加したが、エンターテインメント事業の新規大型IPゲームの開発費増加、ライフスタイルサポート事業の新型コロナウイルスによる影響に伴う利益減により、全体では前年同四半期比で減少となった。

経常利益は、有価証券運用益の増加に伴い、横ばいで着地した。

親会社株主に帰属する四半期純利益については、投資有価証券売却益7億7000万円を特別利益として計上したことで、大幅に増加した。

セグメント毎の業績は以下。

エンターテインメント事業
2021年7月期第2四半期連結累計期間の売上高は、一部既存ゲームの年末年始のイベントが好調だったが、全体では引き続き減少傾向にあり、前年同期比で減少となった。

セグメント利益については、引き続き既存ゲームアプリの効率的な運用ができているが、2021年2月26日に発表した株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発による、グローバル市場対象のスマートデバイス向けアプリ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』の開発費を計上したことで、前年同期比で減少した。

上記の結果、売上高は37億1700万円(前年同期比9.3%減)、セグメント利益は2億1400万円(同10.9%減)だった。

ライフスタイルサポート事業
売上高についてはサービス毎で増減があり、主に結婚式場情報サイト「ハナユメ」が新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けて、2020年7月期下期に引き続き大幅に減少したことで、事業全体でも前年同期比減という結果になった。

セグメント利益に関しては、「ハナユメ」の売上減少に伴う利益の減少に加え、2020年12月に行われたGoogleコアアルゴリズムアップデートによるキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」やクレジットカード総合検索サイト「ナビナビクレジットカード」のSEO(検索エンジン最適化)への影響に伴い、リスティング広告への投資が増加し、全体として減益となった。

なお、一部のオフィス解約に伴う一時費用の計上もあり、セグメント利益は前年同期比で大幅減少となった。

上記の結果、売上高は95億8600万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は5億1000万円(同46.4%減)となった。

EC事業
2021年7月期第2四半期連結累計期間は、引き続きオペレーション効率の改善と在庫管理の徹底、品揃えの見直しなどが奏功したことで、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として、引き続き高い自転車需要が追い風になり、閑散期である当第2四半期会計期間も継続して黒字化を達成することができた。

今後は、オペレーション効率の改善等を実現できたことにより、引き続き安定的な事業成長を目指していく。

上記の結果、売上高は15億6700万円(前年同期比26.0%増)、セグメント利益は8000万円(前年同期はセグメント損失1億400万円)だった。

関連サイト

株式会社エイチーム公式サイト
2021年7月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年7月期第2四半期決算説明資料

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