サイトアイコン オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース

バンダイナムコホールディングス、2016年3月期決算短信を発表

 バンダイナムコホールディングスが2016年5月11日に平成28年3月期の連結決算を発表。 平成27年4月1日~平成28年3月31日の売上高は5755億0400万円(+1.8%)、営業利益 496億4100万円(-11.9%)、経常利益 507億7400万円(-14.5%)、当期純利益 345億8300万円(-8.0%)となった。

 国内においては個人消費の回復や企業収益の改善、海外からの訪日客による購買需要の増加などにより、緩やかな回復傾向にあるものの、経済全体の先行きについては不透明な状況が続いた。
 海外においては、一部地域における経済成長の落ち着きが見られたものの、全体として景気は緩やかな回復傾向となった。

 トイホビー事業部については、「機動戦士ガンダム」や「ドラゴンボール」など定番IPの商品が好調に推移したほか、「妖怪ウォッチ」の商品が人気となった。ターゲット拡大の一環で展開している大人層向けのコレクション性の高い商品も人気となったが、国内全体では前年同期を下回った。
 海外においては、アジア地域において「機動戦士ガンダム」や大人層向けのコレクション性の高い玩具が人気。欧米地域では「Power Rangers(パワーレンジャー)」シリーズの商品が堅調に推移した。

 ネットワークエンターテインメント事業については、家庭用ゲームソフトにおいて、欧米地域で前連結会計年度に発売した『DRAGONBALL XENOVERSE(ドラゴンボールゼノバース)』などのリピート販売や、『NARUTO-ナルト-疾風伝ナルティメットストーム4』などの自社新作タイトル、及び現地サードパーティの新作タイトルの販売が好調に推移した。
 また、ソーシャルゲームやスマートフォン向けゲームアプリケーション、PCオンラインゲームなどのネットワークコンテンツにおいて、国内の既存主力タイトルが安定した人気となったことに加え、新作タイトル『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』が好調に推移し業績に貢献。アジア地域をはじめ海外でも本格的にサービスを開始した。
 このほか、アミューズメント施設においては、主力施設へのリソース集中や新業態店舗の強化などの施策に着手し収益が改善した。一方、業務用ゲーム機は不透明な市場環境の影響を受け販売が苦戦した。

 映像音楽プロデュース事業については、映像コンテンツと音楽コンテンツやライブイベントの連動展開を行っているIP「ラブライブ!」が、劇場版公開と商品・サービス、ライブイベントなどの相乗効果により年間を通じて人気となった。
 また、「機動戦士ガンダム」シリーズの映像パッケージソフトが好調に推移し、業績に貢献した。

株式会社バンダイナムコホールディングス IRニュース
http://www.bandainamco.co.jp/ir/index.html

モバイルバージョンを終了