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ボルテージ、平成29年6月期決算を発表。売上高は前年同期比21%減の88億2000万円。

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営業利益と四半期純利益が大幅に減少。改革期として大規模な組織改編を実施し、平成30年6月期以降に寄与予定。

株式会社ボルテージは、平成29年6月期決算を8月14日(月)に発表。売上高は88億2000万円(前年同期比21.4%減)、営業利益は1億4100万円(前年同期比73.4%減)、経常利益は1億5800万円(前年同期比67.5%減)、親株主に帰属する四半期純利益は2400万円(前年同期比88.5%減)となった。

経営成績の概況

基幹モデル(既存展開)の収益維持、基幹モデル(新展開)の規模拡大と収益化、新規モデルの早期収益化を目指し、事業を運営。

当期を改革期として大規模な組織改革を行い、さまざまな仕込みを実行。業績への寄与は、平成30年6月期以降を見込んでいる。

また、当期第2四半期連結会計期間から、区分ごとに取り組むべき課題が明確になったことにより、区分名を「基幹シリーズ」「新シリーズ」「実験作・その他」に変更。

当連結会計年度における売上は、「実験作・その他」が増加したものの「基幹シリーズ」「新シリーズ」が大幅に減少した結果、88億2000万円(前期比21.4%減)となった。

費用は、広告宣伝費の抑制等により大幅に減少したが、売上の減少を補てんするには至らず、営業利益は1億4100万円(前期比73.4%減)、経常利益は1億5800万円(同67.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2400万円(同88.5%減)となった(百万円未満切捨て)。

事業区分別の業績は、以下。

基幹シリーズ
恋愛ドラマアプリのうち、「F2Pシリーズ」と「P2Pシリーズ」が該当。

主に「F2Pシリーズ」のソーシャル専業PF(GREE、Mobage、mixi、Amebaなど)向けと「P2Pシリーズ」のOS系PF(App Store、Google Playなどのアプリマーケット)向けの減少が続き、売上高は63億5000万円(前期比27.6%減)となった。

新シリーズ
ターゲット層や制作技術を基幹シリーズから派生させたシリーズ群。平成29年6月期は「シーク(ヒロインが証拠を集め、世の中の嘘や偽りを暴いていくストーリーシリーズ)ドラマシリーズ」「L10N(北米市場向けアニメ絵で、日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳したコンテンツ)シリーズ」が該当。

「L10Nシリーズ」において一部のF2Pタイトルが好調だった一方、新規のP2Pタイトルが不調だったことや、「シークドラマシリーズ」の不調により、売上高は17億6400万円(前期比22.6%減)となった。

実験作・その他
ターゲット層や制作技術が基幹シリーズ、新シリーズとは異なるシリーズ群。平成29年6月期は「P2P DRAGON(北米市場向けアニメ絵で、北米市場向けに作ったコンテンツ)シリーズ」「F2P US REAL(北米市場向けリアル絵のコンテンツ)シリーズ」「男性向けサスペンスシリーズ」「パズルアクションゲームシリーズ」「モーション(株式会社ボルモが開発するモーションタイプのコンテンツ)シリーズ」が該当。

「男性向けサスペンスシリーズ」「P2P DRAGONシリーズ」の拡大及び「パズルアクションゲームシリーズ」の積み上げにより、売上高は7億500万円(前期比319.6%増)となった。

平成30年6月期の連結業績予想に関しては、売上高100億円(前期比13.4%増)、営業利益3億円(同112.5%増)、経常利益3億円(同89.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1億9000万円(同684.1%増)を見込んでいる。

関連サイト

株式会社ボルテージ公式サイト

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