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ユナイテッド、『クラッシュフィーバー』が順調に成長し営業利益11億円。平成30年3月期第3四半期決算。

ユナイテッド

グループ企業の好調な推移に加え、『クラッシュフィーバー』が利益回収フェーズに移行し増収増益に貢献。エージェンシー事業から撤退。

ユナイテッド株式会社(以下、ユナイテッド)は、平成30年3月期第3四半期決算を1月31日(水)に発表した。当期連結経営成績は、売上高104億7400万円(前年同期比2.2%増)、営業利益11億2000万円(同47.8%増)、経営利益11億600万円(同39.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億8400万円(同58.8%増)となった。

経営成績に関する説明

ユナイテッドグループは、今後も市場の成長が見込まれるスマートフォン広告に特化した「アドテクノロジー事業」「コンテンツ事業」を中心に積極的に投資を実施。売上高・営業利益を拡大するため事業を展開してきたと発表。

当第3四半期連結累計期間において、アドテクノロジー事業は、エージェンシー事業からの撤退と組織体制の強化を含む積極的な先行投資等の影響によって減収減益、コンテンツ事業は株式会社アラン・プロダクツ(旧:ゴロー株式会社)をはじめとしたグループ会社の好調な業績に加え、注力ゲームが利益回収フェーズに移行し増収増益。インベストメント事業では、株式売却益等が前年同期を上回り増収増益となった。

以上の結果、売上高は104億7400万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は11億2000万円(同47.8%増)、経常利益は11億600万円(同39.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億8400万円(同58.8%増)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

アドテクノロジー事業
DSP(広告主向け広告配信プラットフォーム)の「Bypass(バイパス)」、動画広告プラットフォームの「VidSpot(ビッドスポット)」、SSP(メディア向け広告管理プラットフォーム)の「adstir(アドステア)」等の提供を行なっている事業。

全体として成長を継続したが、前期にエージェンシー事業から撤退した影響で減収。また、セグメント利益は、員配置の強化を含む動画広告領域への積極的な先行投資等の影響を受けて、減益となった。

以上の結果、売上高は58億7800万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は5億1400万円(同31.3%減)となった。

コンテンツ事業
スマートフォン向けアプリにて提供するゲーム事業、スマートフォン向けアプリやWEBサイトを通してユーザーにコンテンツを提供する非ゲームコンテンツ事業のサービス群を「成長事業群」と位置づけ、事業育成を図っている。また、メール広告等のデータベースマーケティング事業、スポーツマーケティング事業を「安定収益事業群」とし、安定的な利益貢献を期待する事業と位置づけていると発表。

前期より順調に成長したネイティブソーシャルゲーム『クラッシュフィーバー』が利益回収フェーズに入り安定した収益基盤となった。M&Aによって前第2四半期会計期間末より連結子会社になった株式会社アラン・プロダクツのアフィリエイト広告売上が順調に成長し、増収増益につながった。

以上の結果、売上高は42億9100万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は9億2700万円(同285.1%増)となった。

インベストメント事業
シード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を提供している事業。

株式売却益等の計上額が前年を上回った結果、売上高は3億3700万円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益は2億4800万円(同9.6%増)となった。

その他事業
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に新規事業立ち上げの取り組みを推進しているとのこと。

当第3四半期連結累計期間においては、セグメント損失2800万円(前年同期はなし)となった。

業績予想に関しては、アドテクノロジー事業及びコンテンツ事業を中心に、売上高・営業利益ともに増収増益を計画。しかし、インベストメント事業においては、キャピタルゲインの発生時期はコントロールできるものではなく、現時点で通期におけるキャピタルゲインの発生時期及び金額を合理的に予測することは困難とし、現時点では非開示としている。

関連サイト

ユナイテッド株式会社公式サイト
平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年3月期 第3四半期決算説明資料

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