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メディア工房、ゲーム事業が黒字回復し、営業利益1600万円。平成30年8月期第2四半期決算。

メディア工房

占いコンテンツ事業は減収も営業利益2.5億。今後の課題はゲームコンテンツ事業の安定的な黒字化。

株式会社メディア工房(以下、メディア工房)は、平成30年8月期第2四半期決算を2018年4月6日(金)に発表。売上高は10億7900万円(前年同期比4.2%減)、営業利益1600万円(前年同期比394%増)、経常利益1700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益300万円(同94.8%減)となった。

経営成績に関する説明

占いコンテンツ事業
占いコンテンツ事業については、ISP (Internet Service Provider)、各移動体通信事業者、AppleやGoogleなどのプラットフォーム向けに占いコンテンツを企画・制作・配信するビジネスを中心に行なう占いコンテンツ事業と、電話による占いサービスやLINE株式会社の提供する各種占いサービスへのコンテンツ及び占い師の提供を行なうOneto One Marketing事業の2種に分割。

Oneto One Marketing事業に関しては、継続的な安定的な収益増となった。

一方、占いコンテンツ事業に関しては、コンテンツ市場全体のフリーミアムへの流れが影響し、月額課金コンテンツにおける会員費及び従量課金の減少が緩やかながらも継続。また、当第2四半期連結累計期間に関しては、広告宣伝費の増加に対して効果が現れなかったことから、減収減益となった。

上記の結果、占いコンテンツ事業は、売上高8億8100万円(前年同期比1.4%増)、営業利益2億5000万円(同7.6%減)となった。

ゲームコンテンツ事業
子会社の株式会社ブルークエストと株式会社ルイスファクトリーの2社でゲーム制作、配信。

第1四半期連結累計期間から引き続き、ルイスファクトリーの主軸事業である国内セカンダリー事業を中心に事業を推進。一部コンテンツのクローズや、新規の運営移管タイトルの未獲得及び売上から手数料を控除して計上しているため、売上は減少したが、既存運営移管タイトルのプラットフォーム展開の拡張によって収益ベースでは増加した。

一方、ブルークエストに関しては営業損失を計上。今後は、事業規模縮小による赤字圧縮を行ない、ゲームコンテンツ事業の収益を安定的な黒字を目指す。

上記の結果、ゲームコンテンツ事業は、売上高1億7500万円(前年同期比31.5%減)、営業利益900万円(前年同期は営業損失5000万円)となった。

メディア事業
無料の占いと女性のライフスタイルに関する情報をコラム等で発信するメディアサイト「カナウ」「yummy!」を運営。

占い事業の主なターゲット層である20代から30代の女性が興味を抱く事柄を分析することで集客の強化に注力。1月には黒字化を達成し、現在も月間平均PV1500万超えとのこと。今後も継続的な営業利益の計上を目指し、広告強化を含む収入基盤の多角化を進めていくとした。

上記の結果、メディア事業は、売上高2000万円、営業損失1800万円となった。

その他
新規事業に関しては、VR関連事業を推進し、PIMAX社製品の国内販売総代理店としての営業活動を行ない、他企業との事業提携強化に注力した。

3月には、北京凌宇智控科技有限公司(英語名:LYRobotix Co., Ltd 以下、LYRobotix Co., Ltd)と、メディア工房で開発・製造を行なっているVRコントローラー端末「NOLO」の日本における販売総代理権、運営しているVRコンテンツプラットフォーム「NOLO HOME」の、日本におけるプラットフォーム運営権に関する業務提携契約を締結。PIMAX社製品を含むハードウェア販売との相乗効果による国内VRコンテンツの拡充に向けて着実進行中。また、メディア工房のみならず中国子会社においても売上が立ち始めたものの、事業計画に伴う人員増等により、利益寄与には及ばず、増収減益となった。

上記の結果、その他の事業は、売上高200万円(前年同期比42.7%増)、営業損失4100万円(前年同期は営業損失1500万円)となった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高10億7900万円(前年同期比4.2%減)、営業利益1600万円(同394.0%増)、経常利益1700万円(前年同期経常利益0円)、親会社株主に帰属する四半期純利益300万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益6100万円)となった。

連結業績予想に関しては、平成30年4月4日発表の平成30年8月期第1四半期決算から変更はないとした。

関連サイト

株式会社メディア工房公式サイト
平成30年8月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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