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メディア工房、ゲーム事業の不調や新規事業への投資で営業益64%減 2020年8月期第1四半期決算

占いコンテンツでは個別対応のOne to Oneサービスが収益減少を下支え。ゲーム事業は運営タイトルの減少や収益性低下で減収減益。

株式会社メディア工房(以下、メディア工房)は、2020年8月期第1四半期決算を1月10日(金)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高4億5000万円(前年同期比11.4%減)、営業利益300万円(同64.0%減)、経常利益100万円(同94.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失400万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1900万円)だった。

経営成績に関する説明

メディア工房グループは、既存事業の成長促進と新たな収益基盤の構築のため、全事業にわたり継続的な投資とシステム開発を行なってきた。

これまでの利益剰余金と借入を原資に、各投資及び開発が進捗したが、一部既存事業の収益の伸び悩みがあったことから、収益は前年同期比減となった。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4億5000万円(前年同期比11.4%減)、営業利益300万円(同64.0%減)、経常利益100万円(同94.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失400万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1900万円)となった。

セグメント毎の業績は以下。

占いコンテンツ事業
ISP (Internet Service Provider)、各移動体通信事業者、AppleやGoogleなどのプラットフォーム向けに占いコンテンツを企画、制作、配信するビジネスを中心とする占いコンテンツサービスと、ユーザーと占い師を電話等で直接結び付けるといった双方向のやり取りを特徴とするOne to Oneサービスのふたつを展開。

占いコンテンツサービスでは、引き続きレコメンド機能の開発と実装をはじめとしたユーザビリティ向上の施策を進めていたが、依然として会員数減少やコンテンツの短命化が影響し、収益ともに減少している。

一方のOne to Oneサービスに関しては、個別的な対応を求めるユーザー傾向の高まりに伴い、売上収益ともに増加し、占いコンテンツサービスの収益減少を下支えした。

上記の結果、売上高は3億8900万円(前年同期比8.7%減)、営業利益1億2700万円(同3.2%減)となった。

ゲームコンテンツ事業
子会社の株式会社ブルークエスト(以下、ブルークエスト)と株式会社ルイスファクトリー(以下、ルイスファクトリー)の2社でゲーム配信と運営を行なっているが、ブルークエストに関しては、収益性の観点から事業規模を縮小しており、収益のほとんどはルイスファクトリーによるものとなった。

当第1四半期連結累計期間においては、株式会社SQとの協業のもと、特に新規自社タイトルの制作に注力した。

一方で、制作を支える収益については、前事業年度におけるセカンダリー運営タイトル売却による運営数減少及び運営期間の長期化による収益性低下により、前年同期比で減少した。

上記の結果、売上高は3100万円(前年同期比51.9%減)、営業損失300万円(前年同期は営業利益300万円)となった。

メディア事業
AIをいかしたサイトの運営を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、既存メディアの運用の他、新規メディア1本を制作してリリースした。

検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受け、月次収益が予測を下振れる月も発生したが、運営が安定したことにより、前年同期比で営業損失を大幅に縮小した。

上記の結果、売上高は3000万円(前年同期比123.4%増)、営業損失300万円(前年同期は営業損失1000万円)となった。

その他
当第1四半期連結累計期間における新規事業は、医療ツーリズム事業及び越境eコマース事業を推進する他、MR事業として、自社独自開発のリアルタイム実写立体動画撮影技術「SUPERTRACK」の継続開発に注力してきた。

医療ツーリズム及び越境eコマース事業に関しては、国内外企業との事業提携をはじめとする顧客基盤の開拓に努めた。

MR事業では、プロモーションを目的とした他企業への技術協力に努めた。

しかしながら、いずれの事業も先行投資段階であるため、営業損失を計上した。

上記の結果、売上高は0百万円(前年同期比92.5%減)、営業損失2900万円(前年同期は営業損失2400万円)となった。

関連サイト

株式会社メディア工房公式サイト
2020年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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