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ユナイテッド、アドテクノロジー事業の効率化で利益増 営業利益51億円 2020年3月期決算

ユナイテッド

アドテクノロジー事業で大幅利益増も投資事業で利益50億円減。ゲーム事業は既存タイトルの売上減や新規タイトルの苦戦で減収減益に。

ユナイテッド株式会社(以下、ユナイテッド)は、2020年3月期決算(連結)を5月8日(金)に発表。当連結会計年度の経営成績は、売上高209億1157万円(前期比24.2%減)、営業利益51億104万円(同54.0%減)、経常利益51億1107万円(年53.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益14億386万円(同80.0%減)だった。

経営成績に関する説明

アドテクノロジー事業
アプリ広告領域において、アプリ特化広告配信プラットフォーム『ADeals』、動画広告配信プラットフォーム『VidSpot』を提供し、ウェブ広告領域において、SSP『adstir』、DSP『Bypass』、アドネットワーク『HaiNa』を提供している。

当期は、事業運営の効率化及び広告仕入枠管理の徹底を行なったことで減収増益となった。

上記の結果、売上高は63億730万円(前期比1.9%減)、セグメント利益は5億9919万円(同1146.1%増)となった。

ゲーム事業
スマートフォン向けアプリで提供するゲームからの課金収入を事業の柱として、既存タイトルの『クラッシュフィーバー』や『CocoPPa Play(ココッパプレイ)』に加え、2020年1月に新規タイトル『CocoPPa Dolls(ココッパドール)』をリリースした。

当期は、既存タイトルのリリース後の経年による売上高の減少や、前期にリリースした複数タイトルの不振、及び新規タイトルの開発投資の増加で減収減益となった。

また、前期に連結子会社化した株式会社トライフォートに関しては、グループ入り以降にリリースした新規ゲームタイトルの不振が続き、当初の目的が達成困難であると判断したことから、ゲーム以外のアプリ開発事業を分社化し、その全株式を取得の上、分割後のトライフォートの全株式を同社の代表取締役CEOである大竹慎太郎氏に2020年2月に譲渡した。

上記の結果、売上高は25億2968万円(前期比4.7%減)、セグメント損失は6億3028万円(前年同期はセグメント損失6億2927万円)となった。

コンテンツ事業
スマートフォン向けアプリやウェブサイトを通した様々なサービスを提供しており、連結子会社であるキラメックス株式会社(以下、キラメックス)を中心に、主力事業の成長及びその他既存事業の安定的な収益の確保に注力している。

キラメックスの好調で売上は伸びたが、株式会社Smarprise(以下、Smarprise)及び株式会社アラン・プロダクツにおけるビジネスモデル転換や新規事業開発の遅延により、利益は減少した。

Smarpriseは、国内スマートフォンゲーム市場など外部環境の変化もあり、より事業シナジーの高い企業のもとで事業成長を目指すことが、最善の選択肢であると判断したことから、2019年12月に全株式を譲渡した。

アラン・プロダクツにおいても、事業環境の変化や新規事業の進捗を踏まえて、継続的な経営資源の投下は困難と判断したことで、2020年3月に清算した。

上記の結果、売上高は50億5132万円(前期比7.6%増)、セグメント損失は4億471万円(前年同期はセグメント損失3億2882万円)だった。

インベストメント事業
主にシード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を行なっている。

当連結会計年度は、投資先の営業投資有価証券を売却したことなどで減収減益となった。

上記の結果、売上高は70億7552万円(前期比49.0%減)、セグメント利益は65億4959万円(同51.4%減)となった。

関連サイト

ユナイテッド株式会社公式サイト
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期通期決算説明資料

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